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2013年1月 1日 (火)

門松のこと

 新年明けましておめでとうございます
 本年も変わらず当ブログへのお立ち寄りお願い申し上げます
 さて、最近では正月に門松を立てることは少なくなった。めだっているのは公共施設か神社仏閣などである。
 門松を正月に立てるという風習の起こりは年新まり歳神が家に降りてきて貰うための目印として始まったという。
 だが一方で「正月に門松を立てることは死へと近づいていく。死出の旅の始まり」だと仏教用語では教えている。
 一休禅師はシャレコウベを掲げて、
  「門松や 冥土の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」
と歌い、正月だからといって只只浮かれている人々に警鐘を与えた。
 大正五年一月三日付け俳人十湖の随筆にも、門松の事に触れている。
「門松は冥土の旅の云々と昔の人は言ったが、可笑しいけれど修証義に生死を極るか我師一大覚悟を示さるため米櫃ならぬ白木の箱(棺桶)を用意して松竹梅で飾り、凡夫よき教訓だと」十湖の弟子が記した。
 十湖は門松の入った棺桶を背後に置いて年賀の客をもてなした。参会者の驚きは言うまでもない。
  棺桶をうしろにうける御慶かな    
 正月だといって浮かれていても、十湖宗匠にはいつもと全く変わらない今日一日ではある。010389s_2   

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