桜か初鰹か
浜松城にも例年より早く咲いた桜は、今が満開である。
花曇とはよく云ったもので、云い得ている。
咲き始めは白っぽかった花びらが、心なしか色が着き、曇り空を背景に桜色を際立てているようだ。
浜松は出世城だという。
歴代城主の多くが、後に江戸幕府の重役に出世したことからいわれている。
桜に彩られた城を見ると、出世を成し遂げた人の運のよさ、活躍ぶりを彷彿とさせる。
当地の明治の俳人松島十湖はこんな句を読んでいる。
はま松は出世城なり初松魚(浜松は出世城なり初鰹)
現在、この句碑が八幡神社に建立されているようだが、城を見てから少し散策をしてみた。
以外やこの神社には古木の桜があるのかと思っていたら、そんな気配はなく若木が数本ある程度。
句碑を探してみると、大きな樹の下にぽつんと佇んでいた。
桜満開の城と比較してみると、句碑は浜松城の方がよく似合いそうである。
桜見物の後は句碑をサカナに、初鰹に酒なんて粋じゃないですか。
酒はもちろん地酒の「出世城」が好いようで。
初鰹の季題は初夏だから、桜咲く時期は無いなんて野暮なことは云いっこな~し。

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