十湖奇行逸話27 展墓と菓子の買占
翁は門人半笠庵十寸穂を随へ明治三十六年五月二十三日小笠郡西方村なる故白童子伊藤嵐牛、加藤洋々両翁展墓のため曳杖し遺族を訪問し墓参の際附近に遊んで居る小供等をして両墓地の掃除や香花を持ち来らしめ懇ろに捻香献句をなし附近の菓子屋の菓子全部を買上げて墓前に供へてから翁自から子供や畑に居る人にまで其の供菓子を頒ち輿へ掛川町の翁 の親戚八木半七に於て墓参記念の俳莚を願った。
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