十湖奇行逸話38 十湖様のおかげ
余の居村中善地と五六丁を隔つ新築高井伊助方より大正十三年三月六日午後零時二十分発火し折柄の西風に猛火は忽まち四隣に広がり被害世帯二十二全焼家屋十九半焼家屋一損害見積高五萬八千七百円未曾有の大火で学校役場及翁の居宅は生増風下で甚だ危険であったが翁消防隊を指揮し.一方罹災者に金品を送り焚出し万端に努めたので十潮様のお蔭で助かったと生紳様のやうに崇敬した
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