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2019年6月29日 (土)

十湖交友録めも 烏帽子園蓮台

俳号 烏帽子園蓮台
本名 大隅みね(昭和6年4月没90歳)    
出身 現浜松市天竜区二俣
 天竜二俣が生んだ女流俳人は峰女(みねじょ)と名乗り、大隅家「すみや」の番頭富田大作に俳諧の指導を受けていた。
 のちに大隅みねは二俣の俳諧師加藤雨竹に俳諧の手ほどきをうけ十湖の門に入る。
 明治24年に十湖から「蓮台」の雅号を贈られ、以後烏帽子園蓮台として二俣の地で女流宗匠として活躍する。
 明治36年には還暦自賀句集「花こころ」を刊行している。
 没後、門下の富田秀甫が辞世の句碑を二俣町浅間神社境内に建立した。
 「屠蘇くむや老いも九十の舞扇」
 なお、加藤雨竹は本名太次平といい、二俣醤油醸造近江屋の主人で嵐牛門の俳人として賞静庵、無我庵と号し十湖、月査らと親交があった。
参考:天竜市史、句碑集吟遊遠江、ブログ「草もち姫徒然なるままに」2013.12.30記事

Rendaisyasin (晩年の蓮台自画像)

  Rendaikuhi05
二俣の浅間神社境内の句碑


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