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2024年4月 9日 (火)

俳人十湖讃歌 第164回 芭蕉忌(2)

 新朝報なる新聞に連日三回執筆してきた鷹野は、その一節に「十湖をして平凡なる眼より見るときはさほど孝者たり、忠者たりと思わず、されど十湖はりっぱなる孝子にしてまた忠義の国民なり、その勤王心厚く我がままにして真心一途の忠義を貫き曲げない人物である」と評した。
 このとき、出版社からの依頼は「社会の風潮は日々文明を取り入れて物質的実利主義へと移り変わっていく中にあって元禄時代から続く趣味の延長上の平民文学ともいえる俳句の世界に正岡子規らによる新派集団が生まれたという今日、彼らの蕉風いわゆる月並み派を排斥しようとする動きが起こったにもかかわらず、今日でもひとり純趣味の月並みを持続して少しでも動揺することなく、平然として古人の遺作を脱せざる純月並みの俳人たちがいるので取材せよ」とのことだった。その対象者の中に十湖の名があった。

Meijihaikai

(村山古郷:村上俳壇史の表紙)

 

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