1月作業

2024年1月14日 (日)

年間作業暦の確認を

 年も改まり寒さに耐えながら育成場所へ向かいましたが、昨今の冬至芽の出具合が悪いのが気になりました。
 この日も昨年咲かせた鉢を見ながら、冬至芽の出がよいのは開花させても仕立てずにおいたものが目立ちます。
 これでは今後の作業に不安がつきまといますので、もう一度例年の作業工程を確認してみます。
 以前に作った作業暦(下記)を熟知しながら、変更すべきは変更するなど改善していこうかなと思います。
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2024年1月 2日 (火)

令和6年1月の作業予定

 新しい年を迎え、気分一新、菊づくりを楽しみたいと思います。
 去年を振り返ってみると菊花展は開花していてこそ価値があり、出展するならば開花のものが入賞条件となります。
 おかげで開花していた鉢はどれも入賞することができました。
 今年はさらに磨きをかけ、美しさを追求していこうと新年の抱負を抱いています。

 もっか小菊への水やりは控えています。
 それでも気温が上がってきたら液肥を含めた水を散布し、新芽の保全をしていきます。
1月の作業予定内容
①古木の管理…新芽の出たものは元の木を切り、施肥
②農薬散布…2月末までの期間限定・マシン油乳剤の散布、アブラムシ対策
③新芽の追肥…新芽に追肥、10日毎に液肥
④冬至芽の挿し芽準備、模様木、木・石付用の冬至芽苗の筒植え

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遅咲きだった「北斗の松」      交配で作った苗は「北斗の松」と早咲きの黄色の花が元となる。

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2023年1月 2日 (月)

2023年1月の作業

 正月になる前に予定をしておくべきでしたが、小菊の場合は冬至芽が出ないと次の作業に移れないと思い花ガラのみ整理してそのままの状態で年を越してしまいました。
 どの鉢も年末とそう変わらない生育状況で、さし芽をするのがかわいそうなくらいの冬至芽の出具合です。
 12月に一部芽が出ているものを切り取り挿してみましたが、これがどの程度の発根なのか気になるところです。
 さて、今月の作業内容は
   具体的には
①古木の管理…新芽の出たものは元の木を切り、施肥
②農薬散布…2月末までの期間限定で実施。
 石灰硫黄合剤(80倍で使用)を散布する。
③冬至芽(新芽)の施肥…乾燥肥料で追肥し10日毎に液肥
④冬至芽の挿し芽の実施。(室内で暖房管理)
➄模様木仕立て、木付け・石付け用の冬至芽は数を整理して筒植えし施肥をして根の生長を促す。(昨年6月頃に挿し芽をして、そのまま成長した苗の冬至芽を利用)


Tojimesasimer
 12月にさし芽をしたもののポット上げだが、芽が小さかったものは元葉が枯れ新芽に生え変わってきている


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2022年1月 9日 (日)

2022年1月の作業

 去年12月には冬至芽のさし芽を円滑に進めるように、室内で保温をして試行してみましたが、発根しただけでも可能性を見出すことができました。
 今月からは本番です。どの鉢にも冬至芽は出かかり、冬至芽が出ないのは幹、根元から出ています。
 施肥をしながら成長を見守り、適当な長さになったら挿し芽を実施します。
 寒い季節ではあっても良いさし穂を取り、絶好のタイミングで作業をしていきます。
 今月の作業は例年どおり次のようです。
  具体的には
①古木の管理‥‥新芽の出たものは元の木を切り、施肥
②農薬散布‥‥2月末までの期間限定で実施。
 石灰硫黄合剤(80倍で使用)を散布
③冬至芽(新芽)の追肥とさし芽‥‥乾燥肥料で追肥し10日毎に液肥。芽が生長したらさし穂として切り取りさし芽をする。
④冬至芽を苗として育てる‥‥冬至芽のうち発根しているものから切り取り、仕立て方別にポットで育成。フレーム内か室内で加温。
※下記の鉢は冬至芽が出ていないので根回りの新芽を切り取りさし穂として使う予定

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(昨年の直幹仕立ての新芽の出具合)


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2020年12月30日 (水)

2021年1月の作業

 大菊を育てる場合、病害虫を来シーズンに持ち越さないように1月から越冬病害虫を退治する農薬散布をします。
 昨年の農薬の残りである石灰硫黄合剤を使って土中の消毒を2月末まで行います。
  それ以外の作業は12月作業の延長です。
  具体的には
①古木の管理…新芽の出たものは元の木を切り、施肥
②農薬散布…2月末までの期間限定で実施。
石灰硫黄合剤(80倍で使用)を手に入れたのでこれを散布、フレーム内のアブラムシ対策は随時実施。
③冬至芽(新芽)の追肥…乾燥肥料で追肥し10日毎に液肥
④冬至芽の挿し芽準備、模様木仕立て、木付け・石付け用の冬至芽苗の筒植え

Sinnmenodekata
(石付け仕立ての根に出た新芽。大きくなったらさし芽用にする)


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2020年1月 3日 (金)

2年1月の作業

 年の初めは「今年こそいい花を咲かすことができますように」と初詣。
 菊の手入れは明日からにして、作業の段取りを考えてみます。
 今月の作業は前年やり残し分の後始末と冬至芽の処理が中心です。
   やり残しと言えば自前の石付け用の石の補修。
 発泡スチロールにセメントをつけて作成したものですが、無残やな!なんでこんなに傷がついてしまったのか。
  染色スプレーをかけて再生する予定です。
①古木の管理…新芽の出たものは元の木を切り、施肥
②農薬散布…2月末までの期間限定で実施。
 昨年はマシン油乳剤の散布をしたのですが、石灰硫黄合剤を手に入れたのでこれを散布、フレーム内のアブラムシ対策は随時実施。
③冬至芽(新芽)の追肥…乾燥肥料で追肥し10日毎に液肥
④冬至芽の挿し芽準備、模様木仕立て、木付け・石付け用の冬至芽苗の筒植え
⑤直幹仕立て用のさし芽
 昨年末には試行しているので、根の出具合を確認し育成管理する。

Ishinokizu

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2019年1月14日 (月)

越冬病害虫の防除

 昨年から越冬中の病害虫防除にはマシン油乳剤を散布しています。
 30倍液にして菊の葉の両面、菊の上から、下からも吹き付けます。
 マシン油乳剤は庭木のカイガラムシ駆除の特効薬ですが、夏季に発生するハダニの越冬卵にも効果があり、ハダニの発生を抑えることができます。
 冬の薬剤散布の定番といわれ散布適期は休眠期の12~2月です。
 今日1回目を実施したので、次回は2月に行い合計2回散布することで越冬中の病害虫を退治するつもりです。
 散布後、展着液を入れるのを忘れていました。
  入れて混ぜると一段と効果があることから、次回は忘れないように水に混ぜてから液を入れるようにしたいと思います。
Masinyu

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2019年1月 4日 (金)

筒植え苗の植え替え

   冬至芽の出ているのを見ると、発根状況がどうなっているのか気になります。
   思い切って筒から出してみました。
   はたして、根は随分伸びていますが、石つけするまでには至りません。
   今回は細根を切るなどして整理し、植え替えるだけにしました。
   これを第一回目の植え替えとします。
 筒の下部には 完熟鶏糞の肥料を施しておきました。
(筒の状況)
Tutuue3101

(筒から出したもの)
Tutuue3102

(無駄な根を整理し、親木も切り取る)
Tutuue31021

(元の植え場所へ戻します)
Tutuue3103

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2018年12月29日 (土)

31年1月作業

 今年も何時の間にか年の瀬を迎えてしまいました。
 個人的にはもっとゆっくり時間が進めばいいのですが、 時は止まってくれません。
 小菊の成長も時が過ぎゆくままに、見た目は変化がなくても地中ではしっかりと育っているのです。
さて、1月実施予定の作業をまとめてみました。
①古木の管理…新芽の出たものは元の木を切り、施肥
②農薬散布…2月末までの期間限定・マシン油乳剤の散布、アブラムシ対策
③冬至芽(新芽)の追肥…乾燥肥料で追肥し10日毎に液肥
④冬至芽の挿し芽準備、模様木、木・石付用の冬至芽苗の筒植え
⑤直幹仕立て用の苗づくり…新芽の出具合で今月から実施

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2018年1月19日 (金)

さし芽苗の現状(30年1月の場合)

 昨年9月にさし芽をした苗は一部の根元から新しい芽が出ています。
 勢いの良い1本を残して、ほかの芽は切り取ります。
 しかし、この寒い時期を乗り越えて新芽を出すのは容易ではありません。
 キクの所為にしてはいけないですね。
 育てる側の管理が悪いから芽が出ないのもあります。
 後は肥料をやるのを忘れずに施します。
 去年は寒い季節だから根も動かないので、施肥する必要がないとやらずにいたのですが、やっぱり幹の生長のためにはやるべきです。
 …肥料がなければ生長が阻まれ、幹が硬くなってしまうのかもしれません。

(鉢植えしたもの)
Sasimepot
…水は適当にやったが生長が悪い。岩桜は今でも花が残っていた。

(ポットに入れ露地植えしたもの)
Sasimepot2

露地植えは水をやらずにおいても生長した。ポット内には多数の新芽があり、この中の一本を残す。ポットの周りは全部草です。ほっといても草は生えますね。


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