春の購入苗の育て方

　春の園芸店で大菊の苗に交じって盆栽苗が売られています。
　この苗をどのように育てればいいのかお尋ねがありますので
　私だったらこうするとお答えしたいと思っています。
　ポットに入った苗は購入したら早速植え替えです。
    土は市販の菊用の培養土で十分です。
   植え替えの鉢は苗の大きさに応じて選びます。
  ポットの大きさから考えると3～3.5号鉢が適当でしょうか。
  素鉢でも駄温鉢でも手に入るもので結構です。
　植え替え後10日以上待って、根が活着したら肥料を与えます。
　茎が10㎝程度に育ってきたら一回り大きな鉢に植え替えます。
　今度は平鉢が適しています。
　盆栽の仕立て方に応じ作業をする必要があるからです。
　この苗でできる仕立て方には２つあります。
　①直幹仕立て　　
　　まっすぐに育てる方法
　②模様木仕立て
　　幹をくねらして育てる方法
　初めてやるのでしたら①がいいでしょう。失敗したら②に変更ができますから。
　今回は①について進めます。
　平鉢に植え替えるとき根を見てみましょう。
　根が4方に太く伸びていれば数本(5本から7本）に切りそろえます。
　立派な根張が鑑賞できるようになります。
　・鉢には根を4方に広げて植え替えます。
　・茎がまっすぐに伸びるよう支柱を立てます。
　細い根が多くて切りそろえができない場合は、そのまま植えつけます。
　これから先は当ブログの4月以降の作業と直幹仕立てのカテゴリーを参考にしていただければお役にたつと思います。
　成功をお祈りします。

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