木.・石付けの要領補足
模様木仕立ての苗は10cm以上の長さはすべて摘芯し、斜め植えにしてあります。
桜も散り始める暖かさは、害虫をも呼び覚ましてしまい、3月初めに農薬散布をしたのに、旺盛な葉の間に黒々とアブラムシが蠢きはじめました。
大菊の葉には写真のような虫も付着。いよいよ害虫との戦いが始まりました。
筆でもって虫を振るい落とし、粒状のオルトランをすべての鉢に播き散らす処置をしました。
さて、木・石付け仕立ての作業に入る前に、まず鉢を決めます。
化粧鉢ではすぐに根詰まりしてしまいますので、石付けの大物は、専用の木箱に植えつけます。
根は地中に10cmくらい埋まるくらいにして、石を這う根は溝に埋め込みます。
当初は根が細いため、ばらけてしまいそうなので、けと土で部分的に根を押さえます。
栽培者によっては、けと土の使用を嫌い、根を濡れた新聞紙で覆い、その上に水ゴケで抑えるといいます。
新聞紙は、根が成長するに従い、水ゴケに絡んでしまうので、それを防止するのです。
でも、いつまでも水ゴケを付けた状態にしていくと、根が新聞紙を破り水ゴケに張り出して、根が光に当らずしまいで太くならないということになりかねません。
こんな失敗は過去には何度もありました。
仕立て方の要領は自分の作業にあった方法でやっていくのが一番です。
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