もひとつの楽しみ
開花してから一か月がたち、菊花も終番になりました。
ちょうど里におりてきた紅葉と季節の花が入れ替わり、後は来年用の苗作りへと準備を進めて行きます。
その前に花殻の処理、道具の手入れ片づけなどこまめにやることは山積していますが、この時期が一番感慨深い時です。
実は3年前からのもうひとつの楽しみがあります。
2016年11月小菊の花の交配を試み、翌年5月できた実生で苗を育てて見たところ10月末には交配した花とは違う花が咲きました。
同年出てきた冬至芽をさらに翌年春に挿し芽をして苗を育て2018年10月開花を待ちました。
咲いた花は2017年秋に咲いた色と同じです。
再び冬至芽を挿し芽にして育てた苗は、今年念願の同じ色の花が咲いたのです。
交配から3年にして花色が定着し小菊の新花が生まれました。
かけ合わした花は早咲きの黄色と丁子の赤色で、できた花は花弁にオレンジの縁取りがあり、全体がオレンジより薄い黄色です。
自分の勝手な思い過ごしかもしれませんが、来年同じ色のものができれば新花として花名を命名したいと思っています。
今年は白の花と赤をかけて育てているので、どんな花色が生まれるか楽しみです。
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