« 2023年12月 | トップページ | 2024年2月 »

2024年1月17日 (水)

冬季の土壌消毒の実施

 菊土壌の殺菌消毒は例年在庫の石灰硫黄合剤を50倍に希釈して菊苗から鉢廻りまで散布しましたが、今年はこの液を使い果たしてしまったので手持ちのマシン油乳剤を利用してみます。
 土壌消毒は小菊栽培に限るよりむしろ大菊の育成に必要な作業ですが、小菊も同様にしておけば無難だということです。
 当液は匂いを気にせず使いやすいので最初に水3Lに対し展着液1ccを混ぜて3000倍にします。
 そのあとにマシン油乳剤を100cc入れて30倍の農薬として完成です。
 農薬を混合する手順は「テ・ニ・ス」の順で、まず最初に展着液(テ)を水に薄め、次に乳剤(二)、そして水和剤(ス)の順番で混ぜていきます。
 今回が今年最初の消毒ですので2回目は2月に実施して終わります。
 それ以降は病気、害虫の発生に応じて、それぞれに対応する薬剤を定期的に散布していきます。
 

(鉢植えの冬至芽出具合)
 Kikutojime

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ
にほんブログ村

 

| | | コメント (0)

2024年1月14日 (日)

年間作業暦の確認を

 年も改まり寒さに耐えながら育成場所へ向かいましたが、昨今の冬至芽の出具合が悪いのが気になりました。
 この日も昨年咲かせた鉢を見ながら、冬至芽の出がよいのは開花させても仕立てずにおいたものが目立ちます。
 これでは今後の作業に不安がつきまといますので、もう一度例年の作業工程を確認してみます。
 以前に作った作業暦(下記)を熟知しながら、変更すべきは変更するなど改善していこうかなと思います。
Sagyokoyomi_20240113103901

にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ キクへ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2024年1月10日 (水)

小菊の種まきの実施

 去年の末から今年になって23年秋開花の菊から多くの種が採取できました。
 今は菊づくりに手がかからない時期なので、暇を持て余し蒔くことにしました。
 昨年も同時期に蒔いたので、その結果は2月中に芽が出ていました。
 今回の発芽率はどうか、またどんな色の花が咲くのか、自然交配されているのか楽しみです。
 種まき土は市販の野菜用の挿し芽土を利用してみました。
 育成管理は昨年同様ビニールハウスで無加温で実施します。

24tanemaki

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ キクへ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2024年1月 6日 (土)

うど芽の植え替え

 去年春から親木として丸作りして育ててきた株の太いうど芽(冬至芽)を切り取り、植え替えました。
 この株は今後挿し芽をして各仕立てごとに育てる予定ですが、とりあえず一部を植え替えて太い木に育てていこうと思います。
 昨年仕立てて開花した鉢は株元に新芽が出ていますが、根がなく植え替えはできません。
 でもこの鉢だけは、うど芽が株元より離れたところでしっかり根を張っていたので今回植え替えを試みました。
 丸作りにしただけで、木を傷めていないせいかもしれません。
Toujime_20240106160401

にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ キクへ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2024年1月 2日 (火)

令和6年1月の作業予定

 新しい年を迎え、気分一新、菊づくりを楽しみたいと思います。
 去年を振り返ってみると菊花展は開花していてこそ価値があり、出展するならば開花のものが入賞条件となります。
 おかげで開花していた鉢はどれも入賞することができました。
 今年はさらに磨きをかけ、美しさを追求していこうと新年の抱負を抱いています。

 もっか小菊への水やりは控えています。
 それでも気温が上がってきたら液肥を含めた水を散布し、新芽の保全をしていきます。
1月の作業予定内容
①古木の管理…新芽の出たものは元の木を切り、施肥
②農薬散布…2月末までの期間限定・マシン油乳剤の散布、アブラムシ対策
③新芽の追肥…新芽に追肥、10日毎に液肥
④冬至芽の挿し芽準備、模様木、木・石付用の冬至芽苗の筒植え

Hokutomatu5Newsyu_20240102134301
遅咲きだった「北斗の松」      交配で作った苗は「北斗の松」と早咲きの黄色の花が元となる。

| | | コメント (0)

« 2023年12月 | トップページ | 2024年2月 »