名人の名言(3) 普通盆栽作り仕立
このブログでは普通盆栽の仕立てを「模様木仕立」として紹介しています。
そのため、名人の「普通盆栽仕立て」は「模様木仕立て」のことだと解釈していただきたいと思います。
名人は普通盆栽仕立てでも、下記のとおり6つの仕立て法を解説しており、ここでは代表的な短幹つくりを中心に紹介していこうと思っています。前回②を最初に掲載したので前後して申し訳ありませんが①を紹介します。
普通盆栽の仕立ては大きく分けると
1短幹作り 2双幹作り 3三幹立て 4丸作り 5箒作り 6双幹箒作り
なんとなくイメージは伝わってきますが、上記の1短幹作りの図を見ると、確かに模様木ですね。
「幹を大きく根張りを強く育て、一の枝は立ち上がり15cm程度の高さに第一回摘芯により作り、三の枝も第二回摘芯により作り、二の枝は一の枝と三の枝の中間部に裏枝をを作る。この作品は一の枝より三の枝に主力をつける。四,五の枝も盆栽十二忌を作らないように配置して、頭冠りは八月上旬頃、即ち予備摘芯時に仕立て上げることが大切である。」と。
短幹には右作りと左作りがありますが、いずれも幼苗時の根張りを主にして整姿する必要があります。
名人の解説にある「盆栽十二忌」の意については後日紹介します。
仕立て方12区分
①普通盆栽作り ②直幹作り ③寄植作り ④筏吹き作り ⑤石付け作り ⑥木付け作り
⑦盆栽懸崖作り ⑧株立利用作り ⑨捻幹作り ⑩小盆栽作り ⑪切込み盆栽作り ⑫芸術作品作り
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