3月作業

2023年3月 1日 (水)

令和5年3月の作業

 月も変わり春らしくなってきました。
 でも小菊にはそれほど影響がないようで例年どおりの芽の出具合です。
 3月の作業は次のとおりですが、冬至芽の様子を見て挿し芽は続けていくつもりです。根が出ている芽は今年の模様木仕立てなどに育てていこうと思います。
 そこで、まずは
①発根した冬至芽をそのまま利用して各種仕立てみる。
 直幹、模様木仕立用には3.5号~4号平鉢に、根を四方に広げて植え付けます。
  直幹・・・植え付け後、串などの棒を立て茎をまっすぐに伸ばします。
  模様木・・・植え付けは斜めに植えます。その際、斜め植えの逆方向に太い根が来るように根張りを考え植えます。
  石付け木付け・・・筒植えにします。既に筒植えになっているものは取り出し、石、木にとりつけ仕立てていきます。
②直幹用挿し芽後の鉢上げ
 既に発根しているさし芽苗は4号平鉢へ鉢上げです。根を四方に広げて植え付けます。
 ➀と同様、植え付け後は棒で支えをしておきます。
 ①②とも4月中~下旬に茎葉が出て15センチ前後の高さになったら針金掛けなどで樹形づくりをします。
③液肥・薬剤の散布
 計画的に進めます。
Tutuueteisyoku2_20230301201801
(筒植え苗の植え替え)                      

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2022年3月 6日 (日)

令和4年3月の作業

 今年は既に農薬散布(石灰硫黄合剤)は既に終了し、残るはさし芽の実施と冬至芽の整理です。
 例年さし穂は2月から採ることができたのですが、残念ながらそれができていません。
 すでに3月に入ってしまったので、何とかならないかと冬至芽の出具合を見ながら土を取り除いてみました。
 根が少しでも張っていればそのまま鉢に植え替えをして育成しようと思ったのですが、やはり無理です。
 仕方なくさし穂として使いさし芽をするしかないだろうかと思っています。

 3月の作業は、例年なら仕立て方により苗の植え替え、鉢上げをしていくので目標として心に決めておきます。
①発根した冬至芽をそのまま利用する仕立て方の場合
 直幹、模様木仕立用に3.5号~4号平鉢に、根を四方に広げて植え付けます。
  直幹・・・植え付け後串などの棒を立て茎をまっすぐに伸ばします。
  模様木・・・植え付けは斜めに植えます。その際、斜め植えの逆方向に太い根が来るように根張りを考え植えます。
  石付け木付け・・・筒植えにします。既に筒植えになっているものは取り出し、石、木にとりつけ仕立てていきます。
②直幹挿し芽の鉢上げ
 4号平鉢へ鉢上げです。根を四方に広げて植え付けます。
 ➀と同様、植え付け後は棒を立てます。
 ①②とも4月中~下旬に茎葉が15センチ前後になったら樹形づくりを予定します。
③液肥・薬剤の散布
 計画的に進めます。
Tutuuetojime03_20220305170801
                       (去年3月の筒植え用苗)

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2021年3月 3日 (水)

2021年3月の作業

 今日はおひな様の日。別に意味はないのですがいつの間にか3月になってしまいました。
 雨が続き菊作業を中止しているうちに月が変わっていました。
 さて、今月の作業は先月の続きからです。加えて下記のとおりの作業をします。
 ➀ポットへ植え替えた挿し芽やヒコバエ苗は発根を確認して小鉢へ鉢あげします。
  直幹、模様木仕立用は4号鉢へ、根を四方に広げて植え付けます。その際に串などの棒を立て茎をまっすぐに伸ばします。
  模様木の鉢上げは斜めに植えますが、斜め植えの逆方向に太い根が来るように根張りを考えて植えます。
  石付け木付けは筒植えにします。4月中~下旬に茎葉が15センチ前後になったら樹形づくりを予定します。
 ②培養土つくり
  赤玉土、腐葉土、クンタン、発酵リン酸を混ぜて培養土とします。
 ③薬剤の散布
  石灰硫黄合剤の散布は先月で済ませましたが、どういうわけか葉裏にアブラムシが付く苗があります。
  温かくなったせいか、病害虫に対応した薬剤の散布が必要になります。
  

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2020年2月27日 (木)

2年3月の作業

 2月作業のうち腐葉土の切り返し、農薬散布(石灰硫黄合剤)は既に終了し、残るのはさらなるさし芽の実施と冬至芽の整理です。
 目下一番さし芽の数が多くとれたのは下記写真の「葵の輝き」、例年、県下では早咲きの種類です。
 しかし、小菊全般には成長が遅いので冬至芽をそのまま仕立てるのは、3月の作業としていきます。
 現在、さし芽苗は加温していないフレーム内で管理しており、月が替われば戸外で育てていこうと思っています。
 3月の作業は、仕立て方により苗の植え替え、鉢上げをしていきます。
①発根した冬至芽をそのまま利用する仕立て方の場合
 直幹、模様木仕立用に3.5号~4号平鉢に、根を四方に広げて植え付けます。
  直幹・・・植え付け後串などの棒を立て茎をまっすぐに伸ばします。
  模様木・・・植え付けは斜めに植えます。その際、斜め植えの逆方向に太い根が来るように根張りを考え植えます。
  石付け木付け・・・筒植えにします。既に筒植えになっているものは取り出し、石、木にとりつけ仕立てていきます。
②直幹挿し芽の鉢上げ
 4号平鉢へ鉢上げです。根を四方に広げて植え付けます。
 ➀と同様、植え付け後は棒を立てます。
 ①②とも4月中~下旬に茎葉が15センチ前後になったら樹形づくりを予定します。
③液肥・薬剤の散布
 計画的に進めます。

 (さし芽が多くとれた花「葵の輝き」)
Aoinokagayaki

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2019年3月 4日 (月)

ひこばえ苗の鉢上げ

 既にひこばえ(冬至芽)を取ってポット植えにしてあるものを、鉢植えしてみました。
 まず、根を水洗いし本数を確認して根を整理してみます。
 上下で根が重なっている場合はどちらかを残し、全体で8本以下にするようにカットしました。
 根の長さが不ぞろいにならないようある程度そろえ、鉢上げします。
 根の下には根が広がるようにするため、土の上に小石を置くか、作り物で高さを上げます。
 写真では発泡スチロールの余りで作った台を利用して苗をおきました。
  台は事前にケト土で作っておけば作業がしやすいでしょう。

①ポットから出した苗
Hikobaeuekae01_2

②台に根をそろえて乗せる
Hikobaeuekae02_2

③鉢上げは台の上にも土を被せておき、根の出具合をみて徐々に取り払っていく。
Hikobaeuekae03


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2019年3月 2日 (土)

古木からの苗取り

 小菊の新芽は土の中から出るとは限りません。
 挿し芽用の新芽がない場合は、幹から出た芽をさし穂にしたり、そのまま古木の新芽として育てます。
 写真で作業手順を追ってみます。品種は「黄虎」
①昨年の古木…小品盆栽に仕立てたもの

 Furukihozon00

②開花後の古木の保存状態…新芽が勢いよく伸びています。土中からもわずかに新芽が出ています。
Furukihozon01

③植え替えと苗の整理…鉢から出してみると根がしっかりついています。
 特に長いものは同じ長さに整理します。

Furukihozon02_2

④古木の保存…新芽1本を残し植え替え、ほかはポット植えして育てます。
 黄虎は今年は新芽の成長が悪く、今回でやっと4本取れたという具合です。
 それぞれの新芽には数本の発根がありましたので、ヒコバエとして育てて模様木仕立てにしようと思っています。
 下記写真の苗はこのまま古木の模様木仕立てにしていきます。

Furukihozon03


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2019年3月 1日 (金)

31年3月の作業

 2月までの作業の継続です。
 ポットへ植え替えた挿し芽やヒコバエ苗は発根を確認して小鉢へ鉢あげします。
 
 
①ひこばえの鉢上げ
  直幹、模様木仕立用は4号鉢へ、根を四方に広げて植え付けます。
 

   直幹…植え付け後串などの棒を立て茎をまっすぐに伸ばします。
  模様木…植え付けは斜めに植えます。
       その際、斜め植えの逆方向に太い根が来るように根張りを考えます。
  石付け木付け…筒植えにします。
②直幹挿し芽の鉢上げ
 4号鉢へ鉢上げです。根を四方に広げて植え付けます。
 ひこばえ苗と同様、植え付け後は棒を立てます。
 ①②とも4月中~下旬に茎葉が15センチ前後になったら樹形づくりを予定します。
③培養土つくり
 既に発酵赤玉土をつくり、腐葉土も作ってあったので新土づくりの作業です。
 赤玉土、腐葉土、クンタン、発酵リン酸を混ぜて培養土とします。
④ 薬剤の散布
  




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2018年3月21日 (水)

第1回摘芯と仮曲げ(模様木仕立て)

 桜の開花が待たれる昨今、春雨も降って急に苗の成長が早くなったようです。
 既に高さ10cmを超えるものも出てきました。
 いつもなら4月に入ってからと思っていた第一回目の摘芯を急ぐ必要があります。
 この摘芯で一の枝ができてきます。
 さらに平鉢(15センチ程度の鉢)に根がまわりはじめたころ仮曲げを行います。
  仮曲げの方法は、太い針金をUの字に曲げて作ったピンを使って行います。  
 2回目の摘芯は4月に入ってからを予定しています。
 写真は仮曲げをしたところ、品種は「北斗の街」。
 今年初めて曲げを試みましたが、折れないか心配で、長さ10cmを超えると幹が固くなってしまうのか早めに処置をした方がよさそうです。摘芯はこの後実施しました。
 今のところ苗は順調に育っているようです。暖かくなれば害虫が出そうですので、3月入って2度目の農薬散布が必要でしょう。
Uji

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2018年3月16日 (金)

筒植えから石付け

 筒植えしたさし芽苗から冬至芽が生長してきたので、発根状況を見ながら石付け仕立ての時期を待っていました。
 筒から取り出して見ると細い根が25cm以上まで伸びています。
 予定の石の高さが25cm程度なので、絡んだ根を丁寧にほぐして八方に分けて石付けします。
 写真① 左が筒植え状況、右が今回植替用の鉢と軽石

Tutuueuekae01

写真② 筒植えをばらしたもの。発泡スチロールの棒は筒植えの芯
Tutuueuekae02

写真③ 植え替え後は根をケト土で抑え、このあと石全体を黒マルチで覆い根元に水コケを巻き乾燥を防ぎます。根が安定してきたら取り外します。
Tutuueuekae03

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2018年3月11日 (日)

加温のさし芽の植え替え状況

 菊友のところで加温で育てた挿し芽苗を拝見し、植え替え作業を見る機会にめぐまれました。
 挿し芽は1月末に4種50本をフレーム内で加温し実施、この日ポット植えしたさし芽苗の植え替えをすることになりました。
 ちなみに挿し芽の土を聞くと、鹿沼土の大き目を使うとのこと、荒目の土にすれば根が太くなるといいます。
 結果は苗が長く、根も四方に10本以上出ています。
 出来上がった苗は大きさがまばら。
 高さはあっても幹は細いような気がしますが、葉の枚数も多く根もしっかりしています。
 手際よく苗を取出し、根の本数を整理し平鉢へ植え替えます。
 ここでみるポイント…
①土はどんな状態のものを使い、鉢へ広げるのか。
 細かい腐葉土が多く、赤玉土を使用していない。
 古土のように思えた。
②苗の植え方はどんなふうにするのか。
 鉢底に土を広げると強く押し固めてその上に根を置く。
 根元にはケト土を敷き、根を押し開く。
 鉢の中心よりずらして支柱を立て、細い線で巻く。
 最後に根元に水コケで被せ、乾燥を防いでいました。
 …ケト土は固めるとき大きめのスプーンに入れて押し固めていました。
   これだと手を汚さず、ちょうどスプーンの大きさのふたができあがります。
   根元に敷けば、見た目も美しく苗の立ち上がりがよくわかります。
   人の作業を見るのも、何かと参考になりました。

 Csicyutate

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