令和7年4月の作業
ことしはいつ桜が満開になるのかと気にしていたのですが、咲き始めて以来雨の日が続き今朝いつもの桜堤に行ってみたら満開は過ぎ花びらが散り始めています。開花に合わせて菊を育てようとしても所詮無理な話で菊の発根具合を見計らって作業を続けるのが賢明な処理のようです。
さて、4月の作業の予定は今のところ菊苗たちには大きな変化がありませんので気温の上昇に伴い作業を展開します。
まずは植え替え後の1週間以経過した鉢には化成肥料を与え、小菊の充実した根、幹を作っていきます。
仕立て方別の作業予定は次のとおりです。
1 直幹仕立て ・模様木仕立て
鉢上げ後の根の成長具合を見て1周り大きい鉢に植替え定植します。
今年はポットから素鉢に1回目をしたのですが、根が鉢一杯に張っていれば、さらに一回り大きい鉢に定植します。
2 石付き木付き仕立て
引き続き根の成長に合わせ、石あるいは木に取付けます。
仮に石に付けておいたものは根の成長に合わせ植え替え、その際根はできるだけ露出させ、施肥をします。
上記の仕立て方で共通する作業としては
①樹形に合わせ立ち上がりを考えて石付けにしたり、古木に付け替えます。
②成長の良い苗は針金を使い樹形を作ります。
③根、幹を太くする作業の開始
定植した苗の根、幹を太くするためフルメット溶剤を使用します。
3 古木の冬至芽処理
昨年咲かせた木を今年も利用し古木に見せたいものは、冬至芽が出てきたところで余分な芽を切除し、鉢を植え替えます。
(前年咲かせた石付仕立ての冬至芽)