6月作業

2024年6月 5日 (水)

令和6年6月の作業

 先月はキクスイカミキリの出没でその対応に苦慮していましたが、目下その不安はなく胸を撫で下ろしています。
 同時にアブラムシの発生もいまのところなく、キクスイカミキリ対応での消毒作業が効を奏したのでしょうか。
 梅雨時にはいりますので気を緩めず病害虫対策を怠たらず例年どおりの作業を進めていきます。

1 主枝の摘芯と元葉の除去
 主枝の成長に伴い、残っていた元葉が邪魔になってきています。
 元葉を取り除き光を与えるとともに伸びた枝の摘芯も行います。
2 幹を太らせる
  先月同様フルメットを使用して10日ごとに幹、露出根に塗っていきます。
 (30倍程度の希釈液とする)
3 整枝作業の継続
  直幹仕立て用の挿し芽が遅かったので、整枝作業が遅れています。
4  施肥を多めにする
  来月には止肥をするので、今のうちにやります。
5 病害虫予防
 梅雨に入るので、いろいろな病害虫が発生します。雨の合間に農薬散布をします。
6 ムダ枝の処理
 既に順次に処理していますが、今月中にはすべて取り去ります。

 直幹仕立てを目指す平鉢植えの苗木の元葉取りを実施しました。
右の鉢は途中まで実施、左はこれからです。
フルメットも全鉢に塗りました。来月で終了予定ですが、それまで液がもちますかどうか。

Cyokanmotohatiri

 

 

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2022年6月 1日 (水)

令和4年6月の作業

 またまた懲りずにやってしまいました。
 せっかく針金掛けをして整枝をしていたのに、期限の10日を過ぎてもそのままにしておいたので(すでに15日経過)枝に針金が食い込んでしまっています。
 焦って外そうとするので、周りの枝に懸かって「ポキッ!」
 まだ未成熟な枝なので折れやすいのです。せいぜい1週間程度のつもりでいたのですが、予定通り実行できなかったのが原因です。
 さて、言い訳はともかく6月の作業です。
 これから整枝、針金掛けなど苗に触れる作業が目白押しです。

 6月の作業は先月のやり残しを済ませ病害虫の駆除とフルメット散布を忘れずに。
作業内容
①元葉をとる。
 側枝が充分伸びて、元葉で陰になるようなら取り去る。
②正面を決め、一の枝を決定。できるなら針金をかけ整枝する。
 針金は一週間程度で取り外し、再度付け替える。
  下の図は直幹仕立ての基本形ですが、いつもこうとは限りません。
 1の枝が反対側のほうがいい場合もあるのでケースバイケースです。
 模様木仕立ての場合も同様です。
 基本形を守ることが一番美しくみえるはずです。
③幹を太らすためフルメットを塗る。
 5月からは50倍液で幹上まで徐々に塗っていますが、雨の日もありなかなか予定どおりには塗れません。
 今月も10日に1度ずつ行います。
④植え替えを行い、鉢は同じものへ戻す。
 根が鉢底から出てきているなら切除して、一回り大きい鉢か同じ鉢へ戻します。
➄施肥及び農薬散布は繰り返し実施。
⑥水やりは早朝に実施
 暑い日が続くようなら早朝に鉢からこぼれるほど水を与えれば、日中しおれてもやりません。
 
(これは模様木仕立て用の主幹曲げの状況です。若い苗だから簡単に針金が掛けられます)
Hariganekake_20220531091801

 

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2021年5月30日 (日)

令和3年6月の作業

  5月の作業はどこまで進んだのか、点検してみるとほとんどやり残しの状態です。
  4月末までにポット植から定植鉢へ植え替えたものは、一部はあまり根が伸びていないようです。
  石付けや模様木仕立ては植え替えの際に根を露出して肥料を施しています。
  さて6月の作業は、まずは整枝などのやり残し作業を引き続き行い、次の作業を実施します。
  目下、植え替え時にオルトランを散布してありますので、発生は少ないのですが今後は定期的に消毒が必要ですね。
  
①増し土の実施(植え替え)
 生育旺盛につき根が鉢いっぱいになるため。
②農薬散布
 梅雨に入り、雨後は病害虫が発生する。
③ムダ枝の処理
 幹を太らすために一度にとらず一本ずつ切っていくので邪魔にならぬよう針金で巻くなどしておく。
④柳芽の処理
 柳芽が出たら切り取り、すぐ下の芽から選び、立て替える。
⑤施肥‥乾燥肥料と液肥

今年の目標作品Hokutonomachi

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2020年6月23日 (火)

柳芽の発生・切除

 この時期になると、どの鉢にも柳芽が発生します。
 今回は真ん中に細くひ弱に出てきました。
 さほど気にならないところですが、見つけ次第切除して跡が残らないようにします。
 梅雨の季節でも涼しいせいか、害虫が出てこないのが助かります。
(柳芽は写真の真ん中)

 Yanagimer2

 


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2020年6月 7日 (日)

直幹仕立ての主枝の摘芯時期と方法

   直幹仕立ての正面を決定するため、鉢を何度も回転させ枝ぶりを確認しました。
 その際根元を見て、太くまっすぐな根が出ているほうを正面にしてみます。
 最後に一の枝、三の枝を決めたら二の枝はその中間の背後に定めます。
 これで一応決定したら正面にあたる側の脇芽は下から上まですべて取り除きます。
 四の枝以降は生長過程で決めていきます。
 
 既に作業がここまで進んでいるものは、生長して主枝が伸びてきていますので摘芯が必要です。 
 摘芯の目安はの一の枝が13cm以上伸びたら10cmで摘芯、三の枝は5cmで摘芯します。
二の枝や他の枝は針金掛けをして形を見ながら決めていきます。


Hariganekake
作業途中の鉢。ムダ枝は7月までの残し、針金掛けの一の枝は10cmで摘芯予定。


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2020年5月29日 (金)

令和2年6月の作業

 最近は急に元葉が大きくなり脇芽が隠れる苗が目立ちます。
 それに、4月さし芽の苗が生長して根もしっかりしてきたので、処分したくても勿体なくて捨てれません。
 そこで、苗を集めて残したいものは植え替え、そうでないものは路地植えで時を稼ごうとして整理してみたら、とりあえずは生育棚はすっきりしました。
 ところが余談ですが、去年咲かせた古木で根張りの良いものを整姿しようとしたところ、生長部分と古木の部分が離れてしまい取返しがつかない結果になってしまいました。
 ちょうど新と旧の幹の結合部分が裂けてしまいました。弱いんですね。これでこの苗はおしまいです。
 仕方なく同種の苗を探したら、路地植えにしておいた苗が代替となりました。
 せっかく育ててきた苗は安易に捨てられないとの教訓になりました。
 これから整枝、針金掛けなど苗に触れる作業が目白押しです。注意してはいるのですが間が射すこともあるのです。

さて、6月の作業は5月作業を引き続き継続していくとともに、病害虫の駆除は忘れないようにしたいですね。

①元葉をとる。
 側枝が充分伸びて、元葉で陰になるようなら取り去る。

②正面を決め、一の枝を決定。できるなら針金をかけ整枝する。
 針金は一週間程度で取り外し、再度付け替える。
  下の図は長官の場合の基本形ですが、いつもこうとは限りません。
 1の枝が反対側のほうがいい場合もあるのでケースバイケースです。
 模様木仕立ての場合も同様です。
 基本形を守ることが一番美しくみえるはずです。

③幹を太らすためフルメットを塗る。
 5月からは50倍液で幹上まで徐々に塗っていきます。
 今月は10日に1度ずつ行います。

④植え替えを行い、鉢は同じものへ戻す。
 根が鉢底から出てきているなら切除して、一回り大きい鉢か同じ鉢へ戻します。

➄施肥及び農薬散布は繰り返し実施。

⑥水やりは早朝に実施
 朝、鉢からこぼれるほど水を与えれば、日中しおれてもやりません。
 

 

 

Cyokukankihonnjyukei_20200528193001

 

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2019年6月18日 (火)

根切りの実施

 3月挿し芽の直幹仕立ては育成箱に根が張ってきたので、その対応を考えます。
 既にむだ枝が多いことから、土の表面は根で覆われています。
 作業は写真の状態から元葉を取り除き、1の枝を決めたら針金かけをして整枝をします。
 各枝は今後の生育状況をみて整えます。
 箱の現状では根が一杯なので、根切りを考えましたが、育成箱には空きスペースが用意されていますのでこれを使います。
 間仕切りをはずし、新培養土を入れればスペースが広がります。
 これで再び根が張ればそのときは根切りをします。
 既に大鉢に入れてある模様木、岩付け仕立て等は根の状況をみて、根切りを実施して、元の鉢に植え戻します。

Nekiri 

(増土後)
Nekiri01
 

 

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2019年5月30日 (木)

1年6月の作業

 例年この月は幹も枝も生長する時期です。
 5月はフルメットを2回塗り、乾燥肥料も施しました。
 用意した発酵済みの種かすの塊が親指大とおおきいので、砕いて施しました。
 品種により元葉が繁茂しないものがあり、やっと取り除いたものもあります。
 すると枝が見え、一の枝を決め針金でを掛けました。
 以下は6月の作業ですが仕立て方によっては作業内容が変わりますので、どの仕立て方にも共通する作業を整理してみます。
1 主枝の摘芯と元葉の除去
 主枝の成長に伴い、残っていた元葉が邪魔になってきています。
 元葉を取り除き光を与えるとともに伸びた枝の摘芯も行います。
2 幹を太らせる
  先月同様フルメットを使用して10日ごとに幹、露出根に塗っていきます。
 (30倍程度の希釈液とする)
3 施肥を多めにする
  来月には止肥をするので、今のうちにやります。
4 病害虫予防
 梅雨に入るので、いろいろな病害虫が発生します。雨の合間に農薬散布をします。
5 ムダ枝の処理
 既に順次に処理していますが、今月中にはすべて取り去ります。

(直幹仕立ての現状)
元葉が大きくなりj邪魔になりました
Motoha07

元葉の切り取り後、1の枝に針金掛けをした
Motoha071

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2018年7月 8日 (日)

直幹仕立ての草丈調整

 同じ時期に定植しても花名により生長具合が違いますので、草丈も当然違ってきます。
 今日、直幹仕立ての草丈を測ってみると、根元から頂点まで35~44cm、中には50cmを超えるものまであります。
 今後、生長していくことを考えると、摘芯をしても開花時には40cm~55cmぐらいの草丈になりそうです。
 現在50cm以上のものは60cmオーバーの草丈になることが予想されますので、胴切をして高さを押さえる方法も一考です。
 この場合は主幹や主枝が太くなるというメリットもあるようです。
 基本的な主幹の高さは直幹仕立てで52cm~53cm、岩付けだと40cm以下などといいますが、個人で楽しむのなら全体の樹形を考えて、バランスが取れる高さが最適です。
 柳芽が出れば切除して摘芯するし、さらに低いものは摘芯して草丈を調整していこうと思います。
 いずれにしろ最終的にはBナインの散布で樹高調整をするつもりです。

Kihonkeicyokukan

 
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2018年6月14日 (木)

栽培場の夏対策

 梅雨に入ったのに暑い日が続きます。
 日中の菊の萎れ方がひどく、水やりをしたくなるほどです。
 昨年より日差しがきついのかなと感じますが、そこは我慢のしどころで過度な水やり、日中の水やりは禁物です。
 昨日は栽培場の上に直射日光が当たらないように黒寒冷紗(50~70%)を取り付けました。
  日陰ができるとホッと一息でき、盆栽への手入れをする気にもなります。
 しかし、日除けしない人も多く、むしろ西日を避けるほうが必要だといいます。
 例年、ゴーヤの垣根を作って西日対策をしていたのですが、9月に入り本当に日除けが欲しいときに枯れてしまったり、台風で破壊されるなど悩みのタネです。
今年は寒冷紗でも張って、壁を作ろうかと思います。

(ムダ枝整枝後)
Mudaedasyori3

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