思わぬことから菊花展のお手伝いをすることになりました。
主に受付作業を担当し持参する作品を目の当たりにして、まさにハイテンションの自分がありました。

(続々と並べられる出品作品)
受付後は審査となり、会場への立ち入りはできません。
終了後、入賞作品を見ながら審査員からの講評を聞くことができ、目から鱗の学習を実際の場で体験し、作品の良さに、ため息ばかりでありました。
菊花展のお手伝いは、まじかで愛好家の菊を見るチャンスでもあり、作者とも話をする機会となりました。
まず作品を見る限り、その丹精に感動。
手抜きなど到底考えられません。
中には審査前の花なおしで、やり残していることがあったというのは本人にとって大変不幸なことです。

審査の講評で小菊盆栽で選外になった模様木は、審査員によって枝の屈曲に使われた針金が残っているのを見出されました。
ベテランでも大会ともなると、その場の雰囲気で起こりうることなのでしょう。
オリンピックと同じで、会場にいたずら好きな魔物がひそんでいるのかもしれません。
直幹仕立では作者の方が「少し前傾に仕立てている」といってましたが、審査の講評ではこの思いとは逆に、まっすぐであることが条件のように指摘、さてどちらがよいのか。
個人的には枝の仕立てや鉢とのバランスでどちらでもいいのではと感じましたが、いずれにしてもいい勉強になりました。

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