名人の名言(1)
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ちょっと余談になりますが、今年の5月に「キクスイカミキリ」という害虫被害に遭い対処法を菊関連本で探したところ、この害虫の事を説明したものが意外と少なかったのです。
Webで調べて被害対応法は知ったものの、書物で記載が少なかったというのは、あまり一般的な害虫ではなかったかと思っていました。
ところが先日、自宅の古本を開いていたら、この害虫の事が書かれたものを見つけたのです。
出典は「種菊要法」 著者:花井知足、発行:安政2年
江戸時代の園芸の本に次のとおり記載されていました。
「菊の虫の事
菊吸と言う蛍の様なる虫、植え付け後出候らいて、皮を切り廻し、日出候らへば萎れ申し候。近き所に居るもの故、尋ねて取り捨て申すべく候。・・・・」
江戸時代にはキクスイカミキリもすでに病害虫として認知していたようで、退治の方法は見つけ次第潰すしかなかったようです。
(全菊連発行「日本の菊」より一部抜粋)
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各地で雪が降り始めたと聞くと、季節は確実に冬へと向かっているんだと実感します。
咲き終えた花を片付けつつ、来年の花作りを想い妙な安堵感に浸っていると、菊づくりに忙殺していて読みそこなった本を読んでみたいという気になりました。
そこで手にしたのが「厚物咲」、なにやらハウツーものの本かと思ったら、昭和13年の第7回芥川賞受賞作品で作家中山義秀の小説です。
かつて、映画にもなったようで菊の団体も撮影づくりに協力したといいます。
小説のタイトルが菊に関係していたので、つい惹かれて読んだというのが本音ですが、筋書きは意外な方向に展開する短編です。
筋書きは、あるブログの中で紹介されていましたので引用しました。
「さて、小説は、若いころからの友人だった瀬谷と、片野という2人の孤独な老人の物語である。片野は偏屈で、ずる賢い男だったが、菊づくりに才があり、ひそかに新種の菊を育てていた。瀬谷も菊づくりに熱心だが、片野には及ばない。しかし片野は、その新種の菊を2鉢抱えたまま首をつって死んでしまう。片野の死を発見したのは、こっそり新種の菊をのぞき見ようとした瀬谷だった。床に転がっていたその菊を、瀬谷は自分の名前で品評会に出品し、大評判を得る。しかし、なぜ片野は自殺してしまったのか……そこに至るまでの2人の半生が、瀬谷の口で語られる。」
著書は既に刊行していませんので「日本文学全集」の中の一部に挿入されています。図書館で探してみるとあるはずです。
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