菊の虫の事
ちょっと余談になりますが、今年の5月に「キクスイカミキリ」という害虫被害に遭い対処法を菊関連本で探したところ、この害虫の事を説明したものが意外と少なかったのです。
Webで調べて被害対応法は知ったものの、書物で記載が少なかったというのは、あまり一般的な害虫ではなかったかと思っていました。
ところが先日、自宅の古本を開いていたら、この害虫の事が書かれたものを見つけたのです。
出典は「種菊要法」 著者:花井知足、発行:安政2年
江戸時代の園芸の本に次のとおり記載されていました。
「菊の虫の事
菊吸と言う蛍の様なる虫、植え付け後出候らいて、皮を切り廻し、日出候らへば萎れ申し候。近き所に居るもの故、尋ねて取り捨て申すべく候。・・・・」
江戸時代にはキクスイカミキリもすでに病害虫として認知していたようで、退治の方法は見つけ次第潰すしかなかったようです。
(全菊連発行「日本の菊」より一部抜粋)
にほんブログ村
| 固定リンク | 0
| コメント (0)
| トラックバック (0)