名人の名言(1)
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何とか会場で開花しました。
作品は10月の時点で開花していたのは黄色い花のみ。
すでに会場には満開のものがあり、尻込みしてしまいました。
やはりシェードすべきだったかと後悔しましたが、枝ぶりも悪くこと出品することに意義ありと納得の菊花展となりました。
(出品の小菊盆栽)
来年用の土づくりは腐葉土づくりから始まります。
雑木の落ち葉を集めコンポストへ堆積すればできあがり、たいして手間ではありません。
しかし、できるまでには最低3か月以上かかりますので、早めに作業に着手します。
今年の5月にはドングリの落ち葉が回収できたので、それが今利用できます。
来年用には下記のとおり作業を始めてみました。
。
(材料) 枯葉200ℓ コメヌカ2k、発酵剤(コーランネオ)400gを用意します。
(手順)
1 枯葉を濡らす。
2 コメヌカと発酵剤を混ぜておく。
3 コンポストに枯葉を入れて2をまぶす。
枯葉と発酵材等を交互に積み込みコンポストがいっぱいになるまで続ける。
4 最後にコンポストに足を入れ軽く踏み固める。
以上で作業は終わり、1か月寝かせておく。
5 その後15日に1回切り返す。
枯葉が乾燥しているようなら水をかけておく。
(発酵材として使用している製品)
開花してから一か月がたち、菊花も終番になりました。
ちょうど里におりてきた紅葉と季節の花が入れ替わり、後は来年用の苗作りへと準備を進めて行きます。
その前に花殻の処理、道具の手入れ片づけなどこまめにやることは山積していますが、この時期が一番感慨深い時です。
実は3年前からのもうひとつの楽しみがあります。
2016年11月小菊の花の交配を試み、翌年5月できた実生で苗を育てて見たところ10月末には交配した花とは違う花が咲きました。
同年出てきた冬至芽をさらに翌年春に挿し芽をして苗を育て2018年10月開花を待ちました。
咲いた花は2017年秋に咲いた色と同じです。
再び冬至芽を挿し芽にして育てた苗は、今年念願の同じ色の花が咲いたのです。
交配から3年にして花色が定着し小菊の新花が生まれました。
かけ合わした花は早咲きの黄色と丁子の赤色で、できた花は花弁にオレンジの縁取りがあり、全体がオレンジより薄い黄色です。
自分の勝手な思い過ごしかもしれませんが、来年同じ色のものができれば新花として花名を命名したいと思っています。
今年は白の花と赤をかけて育てているので、どんな花色が生まれるか楽しみです。
花が終わって枯れたものがあったので、化粧鉢から取り出して定植用の鉢に植え替えます。
苔をはがし、化粧砂も取り除き、古土で増し土をして乾燥肥料を与えておきます。
やがて根元から新芽が出てきたら挿し芽をして苗に育てていきます。
定植鉢の花を咲かせた親木は、それで役目は終わりにします。
しかし、親木の幹から出てきた新芽を利用するとなると話は別です。
うまく成長させ苗のように育てることができれば模様木仕立てができるはずです。
この場合の苗は土台が2年目の古木となります。
来年の苗を育てる方法は以上のように2通りありますが、挑戦して見る価値はあります。
まずは前述のとおり植え替えて冬を乗り越え、新芽を出させる努力をします。
花が終わればとりあえずは一息といったところですが、花後の管理次第で来年の花のできも変わってしまうことをいまさらながら反省しています。
そのためには、どれだけ良い苗ができるかが重要で親株からのさし穂取りがカギを握っています。
(1)花が終わったら早めに花首を落とし液肥や乾燥肥料を与え、消耗した苗を回復させます。
(2)冬至芽が出ている親木は切り落とし、出ていないものは枝も葉もつけたまま出るのを待ちます。
(3)冬至芽が出てきたら選別して弱そうなものや鉢の内側にあるものは切り捨てます。
今年は切るのがもったいなくて結局成長するまで育てたので数が増え、その上ひ弱な苗も多くありました。間引くことも大切です。
(4)寒さにあてることと病害虫の予防のための消毒をする。
今年は開花が遅かったため、まだ花が満開です。上記の作業はもう少し後になりそうです。