菊づくり

2020年7月21日 (火)

なぜ枯れたのか

 梅雨の長雨は小菊の生育にも影響し、鉢が草茫々の中に隠れてしまっています。
 やっとの思いで育成棚まで草刈りを済ますや、目に入ったのは葉が枯れ落ちた無残な姿でありました。
 屋外で育成しているために、この長雨では太刀打ちできません。
 久々の雨の合間に草刈りと整枝をしようとしたのですが、整枝の針金も取り忘れ、枝に食い込んでいるものばかり。
 さてさて、愚痴はともかくまずは写真の枯れたものからどう処分するのか、思案のしどころです。
 病名は黒斑病か褐班病だと思いますが、病気はかなり進んでいます。
 この鉢は他の鉢の消毒後に仕立てたものなので、薬剤散布はしてなかったと思います。
 この状態では手の施しようがないので他の鉢とは区別して枯葉は切除し、様子を見ることにします。
 処分するときは他の鉢に感染しないようにと思っています。

 手引書によると、菊に最も発生の多い病気で、生育期間中はいつでも発生する。特に気温24から28度の梅雨期と秋に発生が多い。盛夏になればこの時期は少ない。防除薬剤にはベンレート、ダコニールなどを散布する。
 多湿状態、肥料切れ、チッソ過多が原因のようでこの鉢に限っては思い当たる節がありました。反省!
Kareru  

 

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2019年11月20日 (水)

花後の管理

 花が終わればとりあえずは一息といったところですが、花後の管理次第で来年の花のできも変わってしまうことをいまさらながら反省しています。
 そのためには、どれだけ良い苗ができるかが重要で親株からのさし穂取りがカギを握っています。

(1)花が終わったら早めに花首を落とし液肥や乾燥肥料を与え、消耗した苗を回復させます。
(2)冬至芽が出ている親木は切り落とし、出ていないものは枝も葉もつけたまま出るのを待ちます。
(3)冬至芽が出てきたら選別して弱そうなものや鉢の内側にあるものは切り捨てます。
   今年は切るのがもったいなくて結局成長するまで育てたので数が増え、その上ひ弱な苗も多くありました。間引くことも大切です。
(4)寒さにあてることと病害虫の予防のための消毒をする。
   今年は開花が遅かったため、まだ花が満開です。上記の作業はもう少し後になりそうです。

Syohinbonsai
(小品盆栽 黄虎)

 

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2019年11月17日 (日)

開花状況3(直幹仕立て)

 直幹仕立ての(天豊)です。
 これも今年は大会に間に合いませんでした。
 化粧鉢には中央より右へ寄せたのですが写真では中央に見えます。
 来年はもう少し隅に寄せたほうがいいかなと思います。
 高さは思い通りにできましたが、枝ぶりは一の枝を若干折ってしまって形が歪になってしまいました。
 花の色は気に入っていますけど、花びらが全開でないのが残念です。
(仕立て箱で育成中)
Nekiri_20191116170501
(開花)
Cyokukantenpo



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2019年11月16日 (土)

開花状況(木付け仕立て)

 例年なら咲く花も今年は10日程度遅れています。
 どの枝にも花を一斉に咲かせたいと思ったのですが、かろうじて満開になったのが大会に間に合った木付け仕立ての岩ザクラです。
 仕立てる過程と完成後を比較して来年の課題を見据えていきたいと思います。
(作業過程)
 1筒植え
Mozoisi

(木付け)

Kituketekishin02
(開花)
Kitukeiwazakura

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2019年10月27日 (日)

出品前の状況

 化粧鉢に植え替えて、出品の準備が整いました。
 まず根切りをして鉢の大きさ、形に合わせます。
 つづいて苔を張り、飾り砂を敷きました。
 出来は思うようにはいきませんでしたが、今の力ではこれで十分だと納得しています。
 写真では直幹仕立てと石付き仕立てが写っていますが、木付けも一鉢同じような段取りで進めてみました。
 いずれの鉢も着蕾していますので、開花すれば花数を整理し元葉もとって全体を整えるつもりです。
Syupinmae  

 

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2019年6月11日 (火)

直幹仕立ての基本樹形

 最近になるとこの図を何度も見直し、整枝の際の参考にしています。
 なかなかこのようには出来ないので、例年の目標です。
 この図は菊会の研修会で配付された資料の中に掲載されていたものですが、
 直幹仕立ての最も美しい形がここにあります。
 Cyokukankihonnjyukei

 

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2019年5月 9日 (木)

石付仕立ての双幹つくり

 石の上に1本だけでも寂しいので、もう一本の幹を作ってみます。
 根が石に活着したのを確認し、2幹の内の1本を石に這わせるごとく、伸ばし、地中に埋めておきます。
 今回は石周りに不要なパネルを張り固定しておきます。
 うまく根が出てくれるといいのですが。
Motoha02

 

 

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2019年5月 6日 (月)

元葉の繁茂処理

 仕立て方に関わらず、幹の成長に伴い元葉(古葉)が繁茂しています。
 ほっとけば風通しが悪くなるので取り除きます。
 側枝がまだ小さい場合は、早く取り除くと幹の成長が遅れるとも云いますのでケースバイケースですが、今後第1枝を決めて摘芯をすることを考えると元葉は邪魔なものです。
Motoha03
(元葉を取り去る前の状態)

Motoha05 (取り去り後)


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2019年4月17日 (水)

幹も根も太く風格を

 そろそろあちらこちらで桜が散り始めました。
 樹齢が古そうな桜は、根も幹も風格があります。
 今年はこんな盆栽に育ててみたいと思うのですが、直幹仕立てに期待するのは無理なようです。
 しかし、昨年の古木なら何とかなるかもしれません。
 昨日、岩付の古木や模様木にもフルメット処理をしてみました。
 今年のさし芽の木にも同様に、下記の塗り方に従って第1回目をしてみました。

          記
 定植した苗の幹を太くするためフルメット溶剤を使用します。
 フルメットとは協和発酵バイオが取り扱う薬品で、本来の使用目的はぶどう、キウイフルーツの果実肥大やメロン類の着果促進をはかるものだと表示されています。
 菊つくりでは幹や根を太くするために使用します。
 オキシベロンを使うという人もいますけど、使ってみた結果からはフルメットの溶液を薄めに幹に塗ることにしました。
 溶液はひと瓶に50cc入っており、50倍液を作り展着液を混ぜ10日~15日ごとに塗ります。
 今月は10倍液にして、1回目は2㎝、2回目は4㎝、来月からの3回目は50倍液で6㎝、4回目は8㎝、5回目は10㎝、6回目は12㎝と
目分量で塗っていきます。
 塗る時期は4月から7月中旬まで(7月下旬は薬害が出るため)
 月2回塗ったとすると7回塗ることになります

Newoutoku-01

Newoutoku-02

 

  

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2019年3月26日 (火)

ポット苗の定植

 今年2月に挿し芽をしたものを、やっとポット植えにすることが出来ました。
 同時に1月にポット植えにしてあったものが、そろそろ発根も良かろうと鉢上げをすることにしました。
 随分時間がかかったのは、苗に何の変化が見受けられなかったため、発根も悪いのだろうと思ったからでした。
 しかし、いったんポットから出して根を水洗いをしてみると、写真①のとおり立派な根が出ていました。
 そこで、1、石付けにする2、直幹用にする。の二通りの処理をすることにしました。
写真②平鉢に植え込みたいと思いましたが、石付けは根が細いため4号鉢に植え替えることにしました。
   ③も同様しばらくは4号鉢で育て、根が落ち着いたところで平鉢へ植え替える予定です。


① ポットから出した苗の状況
Sasimeuekae-01

②石付けにする


Sasimeuekae-02


③直幹用にする


Sasimeuekae-03


④鉢上げ後


Sasimeuekae-04👀


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