病害虫

2024年7月31日 (水)

消毒液の混合方法

 菊仲間からどんな具合に消毒液を混合しているのかと聞かれ、次のように応えました。
 「混合するときは、殺菌剤と殺虫剤を混ぜて散布する」と返答したら、
 「手順はどんなふうにしているか?」と聞かれました。
 そこで次のように応えたところ、納得してくれたようで一度試してみるとのことでした。
 「混合するには展着剤が必要で、作る消毒液の分量の1000分の1をかき混ぜる。あとは乳剤と水和剤の順番で混ぜていく」
 これは先輩たちが言っていたことで、ネットでも某メーカーが紹介している。
 まず、作る消毒液の分量の水に1000分の1の展着剤を溶かしこみ、次に乳剤を溶かし、水和剤を入れてかき混ぜる。
 こうしてできた消毒液は菊の葉にも病害虫にも馴染み、効果が出るというのです。
 この手順を「て・に・す」と云うそうでわかりやすい。
 今回もこの手順で消毒を実施しました。
 (代表的な展着剤)

Dain
  

にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ キクへ
にほんブログ村

 

| | | コメント (0)

2024年6月29日 (土)

またしても病害虫!褐班病発生対応

 去年はこの時期に発生し事なきを得たのですが、褐班病はもう発生しないとタカをくくっていたのが間違いでした。
 葉に円形や四角の黒褐色の斑点を生じ輪紋となり、やがて葉全体にカビが発生し葉が枯れはじめ下葉から枯れ落ちてきました。
 迂闊にも害虫対策は施していたのに土壌消毒に必要な薬剤の散布は含まれていなかったのです。
 今回は特に大菊用の苗に発生し、小菊の方はそれほどではなかったので下葉が枯れつつあるぐらいしか危機感がなかったのが悪かったようです。
 防除策としてベンレート水和剤を散布をしておきました。
 被害が広がる様であればすべての苗が廃棄処分となりますので、当分監視が必要です。
                   (褐班病の大菊苗)
20240620_094323

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ キクへ
にほんブログ村

 

| | | コメント (0)

2024年5月 5日 (日)

おなじみキクスイカミキリの動向

 1昨年まで出没していたキクスイカミキリが昨年は無事出没せず1年機嫌よく過ごさせていただきました。
 要するに小菊にはあまり影響はないようです。
 目の敵にしているのは懸崖やスプレー菊、ところが今年はとうとう足を延ばしてきました。
 例年どおり大菊苗や小菊の茎が途中でぷっつりと噛み切られ、上部の芽先は萎れていきます。
 まさにその犯人は害虫「キクスイカミキリ」の仕業です。
 これを退治する術はなく、捕殺するしかないようで毎日大切な苗を監視する必要に迫られています。
 Kikusuikamikiri22_20240505194701
                      (キクスイカミキリの食害)

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ キクへ
にほんブログ村

 

| | | コメント (0)

2024年1月17日 (水)

冬季の土壌消毒の実施

 菊土壌の殺菌消毒は例年在庫の石灰硫黄合剤を50倍に希釈して菊苗から鉢廻りまで散布しましたが、今年はこの液を使い果たしてしまったので手持ちのマシン油乳剤を利用してみます。
 土壌消毒は小菊栽培に限るよりむしろ大菊の育成に必要な作業ですが、小菊も同様にしておけば無難だということです。
 当液は匂いを気にせず使いやすいので最初に水3Lに対し展着液1ccを混ぜて3000倍にします。
 そのあとにマシン油乳剤を100cc入れて30倍の農薬として完成です。
 農薬を混合する手順は「テ・ニ・ス」の順で、まず最初に展着液(テ)を水に薄め、次に乳剤(二)、そして水和剤(ス)の順番で混ぜていきます。
 今回が今年最初の消毒ですので2回目は2月に実施して終わります。
 それ以降は病気、害虫の発生に応じて、それぞれに対応する薬剤を定期的に散布していきます。
 

(鉢植えの冬至芽出具合)
 Kikutojime

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ
にほんブログ村

 

| | | コメント (0)

2023年7月 8日 (土)

褐班病の発生

 昨年は大菊の下葉にこの病気が発生し、日増しに上へと感染し3本仕立ての下葉がすべて枯れ落ちてしまいました。
 先日、小菊にも発生し慌てて防除しました。
 防除法は農薬の「ベンレート」を散布したのですが、枯れ落ちた葉は戻りません。
 すでに大菊には防除対策をしておいたので今回は事なきを得ました。
 Katuhanbyo

にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ
にほんブログ村

 

| | | コメント (0)

2023年4月27日 (木)

バスアミド消毒の結果は?

 バスアミドを古土に混ぜて消毒をして10日以上が経過したので、袋から取り出し土をかき混ぜながら乾かしました。
 すると結果はヨトウムシでしょうか土に紛れて出てきました。
 もちろん死んでいます。効果はあったようです。
 日光消毒をした後は腐葉土などを混ぜて、菊の土を整えていきます。
 日頃、栽培中は病害虫の予防もしているのに、いつの間にか入り込んでしまうのですね。
 菊の敵も然るものです。
Basuamidogo

にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ
にほんブログ村

 

| | | コメント (0)

2022年5月26日 (木)

病害虫対策その1

 大菊の場合はさし芽からポット植えにした段階で、アブラムシが出始めました。
 すぐにも刷毛で払落しスミチオンを散布したことで事なきを得ました。
 小菊には出ていなかったので予防策としてオルトランを土壌に蒔いておいたら未だにアブラムシの登場はありません。
 最近は雨が多く農薬散布のタイミングが取れません。
 梅雨に入るまでにしっかりと対策するのを忘れないようにしたいと思います。
 去年の今頃は病気対策の農薬にベンレート、害虫殺虫剤としてニッソランVなどを散布していたと思います。
 薬剤販売メーカーがユーチューブで取り扱い方を動画で流しているので助かります 
 今も雨が降っています。せっかく古土を殺菌消毒しようとして戸外に出しておいたらびしょ濡れです。ああー

Byougaicyuboujyo

(右がニッソランV)

戸外での殺菌消毒中。鉢には軽石を取り出したものが入っています。
赤玉土も腐葉土もきれいに形が無くなっていますので、これらを追加します。
Furutuchi_20220526153801

にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ キクへ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2022年5月 8日 (日)

大敵キクスイカミキリの防除はいかに

 またしても大菊がキクスイカミキリに襲われました。
 朝その現場を発見。一見カミキリムシにも見える小さな虫で1cm程度の大きさ。
 指で捕まえつぶしましたが、すでに後のまつり。
 育成棚に並べられた菊鉢の茎は中間で断ち切られて項垂れています。
 発生するのは気温が上昇して暖かくなってきて頃、菊の生長が高まるときです。
 昨年も大菊は無残にも茎を噛まれてしまい、その下をすぐに切り落としたのでこれで済んだかなと思ったのですが、昨年同様今回も出没し被害に遭っています。
 懸崖用の鉢にもおよび、これでは小菊盆栽の鉢にもやってくるのではと心配です。
 防除方法を調べたところ残念ながら対応できる薬剤は今のところないらしく、捕殺が効果的だといいます。時期が変わればいなくなるとのことですが悩みのタネです。
Kikusuikamikiri22

(被害に遭った茎)

 

 

にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ キクへ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2020年5月20日 (水)

アブラムシ被害と対策

 今朝を水を掛けようとしたら、元葉が脂ぎっているのに気づきました。
 苗の幹には大量のアブラムシがついています。
 急いでマラソン乳剤を希釈し散布しました。
 被害は発見した苗の周辺に限られ、やはり定期的に消毒は必要です。
 昨日は雨天で冷え込んだこともあり、心配ないかなと思っていた矢先、雨が上がって温かくなったことで大量に発生したのかもしれません。
 元葉が大きくなり風通しが悪くなっていたことも原因の一つでしょう。
 大きな元葉があって脇芽が出ている鉢は、元葉を取っておくべきだったと反省しています。
Aburamusi02

Aburamusi01

 

記事がお気にいったら
 下のバナーにポチッとお願いします↙


にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ

 

 

| | | コメント (0)

2020年5月 3日 (日)

さし芽苗に白サビ病

 現在、菊苗に出る病害虫はキクスイカミキリとアブラ虫を警戒していたのですが、まさかこの病気に罹るとは思いませんでした。
 3月下旬、さし芽をしてポット上げした苗に、いつの間にか葉の表にぶつぶつと黄白色のいぼ状のものができています。
 裏を返してみると同様に出ています。
 病名は「白サビ病」というので今まで罹ったことはありません。
 ほっとくとさらに進行して茶褐色になり、胞子を出して伝染すると言います。
 とりあえず感染しているものは、他のものとは隔離しすぐにでも捨て去って、今後これに合う農薬を含めて育成中の菊全部に防除対策をするつもりです。
Shirosabi  

記事がお気にいったら
 下のバナーにポチッとお願いします↙


にほんブログ村 花・園芸ブログ 盆栽へ

 

 

 

| | | コメント (0)