越冬苗の消毒
病害虫を来シーズンに持ち越さないように、菊が半休眠状態で薬害の出にくいロゼット期(地表に葉をぴったりつけて丸く広げた状態で越冬するスタイルのことをその形からロゼット(バラの花の意味)と呼びます。)の1月に越冬病害虫を退治してしまいます。
昨年は12月からマシン油乳剤を散布し越冬苗の消毒をしたのですが、今、手元には石灰硫黄合剤があるので今年はこれを使用して2月末まで消毒をします。
さび病、うどんこ病、冬対応の病害虫向けの薬剤として効力があり、先輩たちからは期間限定で散布時期を1月20日以降2月末まで。
この時期を過ぎると薬害が出るから期日は守れと言われています。
使用方法は石灰硫黄合剤を50倍に薄めて、その中に展着液を3000倍で希釈し混合します。
散布は1月中に1回、2月中に1回の計2回散布する予定てす。
栽培棚をはじめ通路まで消毒すれば意外と効果があるのではないでしょうか。
ただ住宅地内で散布すると硫黄の匂いが強いので、近隣に迷惑のかからないように留意することも必要です。
これでとりあえずの消毒作業は終了です。
だからと言って、以後病害虫は発生しないというわけではありません。
春になれば新たな病害虫が発生しますので、再び戦いが始まります。
(昨年の栽培棚)
おととしは棚や鉢周りにはあまり散布しなかったので、ダンゴムシやムカデなど元気のよい虫が右往左往。
去年はきれいなものです。消毒がよかったかな?