百日紅とは

 毎日畑へ向かう道なのに、この花だけは気に留めず未だその名を知らなかった。
 いつだったか、我が家の裏道に散歩がてらに通りがかったご夫婦が帰宅したばかりの私に「この花は何ですか?」と訊ねてきた。
 一瞬、花ガラが落ちて実だけになった垣根のバラを挿して聞いてきたのかと思い「バラです」と応えた。
 後でこの時のことを思いだし、あの時は庭に咲いていたピンクの花を指して聞いてきたのだと気づいた。
 その花は今でも一部が残っていて、名は百日紅であった。
 誰がどこで手に入れて植えたのかは定かではない。花名は別に知らなかったのではないがサルスベリに似ているとは思っていた。
 畑に向かう途中の花と同じ品種のようだ。
 それが「サルスベリ」だとするなら違うと思っていた。
 なぜなら同様の木はまるでサルが滑って落ちてきそうなほどの皮をむき出しにした木肌の大きな木を知っているから。
 子供の時から見慣れている百日紅はこれだと思うのだ。
 花の名を問われたときはそう応えればよかったのだが、不思議と後を引いている。
 満更、植物には詳しいはずなのだが、この時ばかりは「猿も木から落ちるか」であった。
(道すがらのサルスベリ)
Sarusuberi

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2022.09.05

夏の終わりに

 先日来の大雨が過ぎて、久し振りの快晴となる。
 でも、台風はこれからが本番で青空には不穏な雲が四方から流れてくる。もしくは湧き上がっている。
 浜名湖畔に位置する浜名湖ガーデンパークに潮風の涼しさを求めて、日影を選びながらの散歩は決して楽ではない。
 やっとのことで腰を下ろせる場所に達すると、あらためて周囲を見渡し撮影ポイントを探してみる。
 すでに夏の終わりを告げたようなパーク園内は花たちも次のシーズンを見据えているようだ。
 海岸に面した木陰には秋に咲く花たちが人目を誘う。彼岸花も1本だけすっくと立ちあがっているのがあれば秋海棠が池畔に咲く。
 いたるところで蝉たちの亡骸が落ちているし、蝶の姿も翳りを見せている。
 取り立てて夏の終わりを告げる花々は見当たらないにしても、着実に季節は変わりつつあるようだ。
Murakushi02 Murakushi03 Murakushi04Murakushi05 Murakushi06

 

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村  
 

| | | コメント (0)

2022.08.27

金色の鯉にエネルギーを感じたか

 先日、撮影会で訪ねた浜松城公園、早朝は大雨に見舞われ心配していたところ時間とともに晴れ上がり蒸し暑い日になった。
 それでも天気が回復してくれたのはありがたかったものの、本来の目的地が工事現場のように足場が組まれたり資材が置かれたりして撮影に支障を生じた。やむなく公園内を散策することで所期の目的は達成できたのだが、振り返ってみると神のお告げでもあったのか。
 公園内での撮影中、池の縁に近くに鯉が寄ってきた。雨後で水面は汚れているためか鯉の姿がはっきり見えない。
 しかし突然一匹の金色の鯉がふわりと浮いてきたと同時に、大きな波紋の下にさらに大きな魚影があった。
 この一瞬の間はすごいエネルギーを見た思いがした。
 その後の撮影は順調で鯉の出現は吉と出たようである。
 Conjikinokoii

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2022.08.25

小松原清写真展の開催ご案内

 元中日写真協会会員の小松原氏より写真展の案内はがきが届いた。
 磐田市にある旧赤松家記念館の内臓ギャラリーで今月末より半月間開催される。
 氏は過去に何度か同会場で開催しており、ギャラリーのお得意様?でもあるか。
 そのたびに会場を訪ねて鑑賞してきたが、敷地内には庭園と旧赤松家記念館があり、記念館では旧赤松家ゆかりの文化財や寄贈資料等を展示しており併せて観覧でき、貴重なひとときを過ごすことができる。
 この機会に訪れてみるのはいかがだろうか。詳細は下記案内はがきのとおり。
Komatubarahagaki

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2022.08.22

モデルさんとの撮影会

 久しぶりに一眼レフを持ちだして撮影会に参加した。
 地元写真愛好家のグループ「中日写協浜松支部」主催の浜松城公園モデル撮影会である。
 場所は浜松城公園付近なのだが、来年のテレビドラマを意識しての会場建設中で、もっか城を背景に入れての撮影は無理。
 この日は雨あがりの蒸し暑い天候になっていたので、木陰を探しながら撮影場所を探すことになった。
 参加者は、若いモデルさん(マスダ ナオさん)のためか、夢中でシャッターを切っている。
 コロナ禍の中、よもや撮影会が開かれるとは思っていなかったので、いかに参加者とも楽しい交流になると再認識した。
 Moderusatueikai01

Moderusatueikai02

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2022.08.07

朝虹とカラス

 酷暑がつづくと半ばあきらめていたら今度は雨が降り続く。全国的に洪水の被害をもたらすなど決して喜ばれるものではない。
 午後は日差しが厳しく、片陰を探して歩いていると校庭の藤棚の下でカラスが1羽休んでいる。
 緑陰が気に入ったようで黙ったまま羽繕いをしているようである。
 やはりこの暑さには黒い羽根では暑かろうと同情した。
 今朝は早朝から霧雨だ。何気なく南西方向を見ると朝虹がたっている。輪にはならず一部が消えているのだろう。
 ここでもカラスが付近の電柱から虹を観閲していた。
「朝虹は雨の兆し」とは言うが、カラスには霧雨が降っているだけのこと。明日のごみ収集箇所の確認でもしているのか。
 それとも本日も良い日でありますようにとでも祈っているのかも。
 コロナ禍で人の気配が殺風景な日々は人間どもと近景でお付き合いをしているようである。
Asaniji

 

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2022.07.22

遠州大念仏 盆供養会披露

   去る7月15日 地域の笠井観音(福来寺)において行われる盆供養会は、昨年同様コロナ対策を駆使した方法で盆供養、おしょろさま奉納行事が行われた。
 ドライブスルー方式は住民も慣れたもので案外スムーズに納めものを車内から主催者に手渡し(馬と牛の飾り物)観音様の霊位に運転席から礼拝していた。
 日没ころから御詠歌奉納、20時より遠州大念仏を参会者に披露し21時には行事がすべて無事終了した。
  遠州大念仏は昨年中止となり淋しい盆供養会であったが、今年は笠井新田組が力いっぱい詠い、踊りを披露し境内に鉦と太鼓の音が響いていた。

R4bonku01
R4bonku02
R4bonku03

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2022.07.21

マグワイ最中

 久々に雨が上がり、畑へ出向く。
 これほど雨が長く降り続いたことが、過去に梅雨時以外であったろうか。
 全国的には被害が続出、当地では洪水警報で夜中に3度も避難指示が来る。
 しかし時が来れば、やがては常に戻って来た。
 畑は雨でゆるくなり、長靴が土に取られてしまう。
 作業どころではない。せいぜい夏野菜の収穫物が無事育っているかを確かめるばかりだ。
 伸びた草を分け、目的の畝までたどるうち、いたいた!畑はまさに害虫の宝庫に成り下がっている。
 雨の前には見かけなかったカメムシが元気はつらつ草間を這っている。いや2匹が引っ付いている。
指で払いのけようとするも、全く動じない。
 「ただいま○○中」?とでもいうのだろうか。
 この様子をじっと観察していて、ふと思い出した俳句があった。
   まぐはひの蜻蛉するどく体折り   高柳克弘(句集「涼しき無」)
 こっちのほうがよっぽど画になっている。カメムシでは役者不足だったかな。
  Kamemushi

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2022.07.06

草取り

 例年より早く梅雨が明け、家庭菜園は夏物野菜の実りの時期を迎えている。
 だがカンカン照りの天気が続くのも喜べるばかりではなく、作地は固くなり草はぼうぼう草むしりが大変だ。
 むかしは起きぬけに顔も洗はず露蹴散らして草をとり、日の傾いた夕陰にも取った。
 それは今も同じだ。取りきれなければ日中にもとる。やっと奇麗になったかと思ふと、一方では生えてきている。草と虫さえ無かったならどんなに夏は楽なのだが、と愚痴さえ出る。
 いまや除草は機械でやるのが当たり前。どんな方法であれ、ともかく夏は草をとる。
 明治の文豪徳富蘆花先生いわく
「なぜ人間が草取り機械にならねばならんか。除草は愚だ、うっちゃって草と作物を競争させ全滅ともいくまいから残っただけをこの方にもらえば済む。といっても、実際眼前に草の跋扈を見れば、取らずにはいられぬ。隣の畑がきれいなのを見れば近所迷惑も思わねばならぬ。」
とはいえこの先生はさらに続けて
「夏草は生長猛烈でも、気をつけるから案外制し易い。恐ろしいのは秋草である。行末短い秋草は、種がこぼれて、生えて、小さなままで花が咲いて、直ぐ実になる。油断してうつかり種をこぼされたら、事である。一度落した草の種は中々急に除り切れぬ。田舎を歩いて、奇麗に鍬目の入った作物のよく出来た畑の中に、草が茂つて作物の幅がきかぬ畑を見ることがある。昨年の秋、病災不幸などでつい手が廻らずに秋草をとらなかつた家の畑である。・・・草を除らうよ。草を除らうよ。」…明治の文豪徳富蘆花「草取り」引用
 なるほど先生の言葉どおり草をとることは毎年の行事であると実感した。
 今日も時間があれば草むしりだ。手抜きはだめだね。
Kusatori

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

2022.06.14

スズムシの孵化

 毎年成虫を購入して鳴き声を楽しみ翌年の孵化を期待していたが、結果は産卵はしても孵化はゼロ、そのたびに新規購入して育てていた。
 今年はどうか?今、孵化の真っ最中で、次から次へと幼虫が生まれてくる。
 聞くところによると孵化は5月の下旬から6月中旬頃だといわれ、気温が25℃以上、湿度80%以上になると始まるという。
 まさにそのとおりとなった。先月末から次々と孵化してきている。
 このままいけば幼虫が40匹以上はケースの中に生まれてくる。
 現在は鳴かないから静かなもの、これが成虫になったらどんなことになってくるのか、早めに飼っていただけるよそ様へもおすそ分けを考えておきたい。
Suzumushi6

 

にほんブログ村 写真ブログ フォトエッセイへ
にほんブログ村

| | | コメント (0)

«蓬莱橋を彩るぼんぼりにハワイアン