一力節冴える
たまたま、山本一力先生の講演会を聞く機会にめぐり合えた。
2月23日静岡市清水区の会場で「江戸の家族力」の演題で開催された。
この日開催時間が迫るにつれ、雨風の強い荒れた天候となったが、聴衆は多く大変な盛況ぶりだった。
中身については主催者に任せるとして、感じたことを一言紹介したい。
当人を目の当たりにしたのはこれが初めてで、テレビで見るのとは少しばかり体形が横に広がっているような気がした。
初対面だと上から下まで目が行ってしまう。
小説書きの人となりを拝見した思いであった。
講演のなかに作品の主人公の話が出るかと期待していたが、それはなかった。
しかし、家族に対する思いやりと自らの教育のあり方についての信念を語るときは、まさに一力節は冴え切っていた。
これには共感するものがあった。
帰路、気を良くして清水次郎長の生家を訊ねてみた。
小説の「背負い富士」の背景となったところである。
館内には若いカップルが一組、次郎長の人物伝を知ってか知らずか?見学していた。が、彼らの目先には賽銭箱とお守りがあった。
故人を偲ぶとは思われないが・・・・生家を写真で紹介します。
近くへ行ったときはぜひ一度立ち寄って見てください。
生家もいいけど、付近の商店街がいい感じかも。
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