写真を愉しむ
飯沢耕太郎氏の「写真を愉しむ」・・・を読んだ。
この本は飯沢氏のかつての著作に、最近のデジタル事情を織り込んだ内容と見受けられたが、写真を愉しむ中に写真を集めるという項目に興味をそそられた。
写真を集めることは人の撮った写真集を手に入れることばかりではない。
本物を鑑賞するということ。本物に直接触れるということだという。
このことを通じて写真への愛着と技術を学べると理解する。
そういえば、白黒写真の現像焼付けをしていたころから、すでにデジタル写真時代になって手作業はプリンター処理になった。
印画紙に焼き付けられた作品が急に見たくなった。
一度自分の写真キャビネットの引き出しから取りだして鑑賞し直してみたら、温故知新のことわざのごとく新しい発見があるのかもしれない。
ネットで写真作品を検索してみたところ、なかなかは見えてこない。オークションも開いてみたが、写真家のオリジナルプリントはまたしても見つからない。
出てきたのは古いプロマイドと少女写真そして絵葉書の類。
そういえば写真の歴史は浅い。すでに亡くなった写真家でも美術館ではれっきとした現役。
オリジナル写真は美術館等で収蔵され、しっかり多くの写真愛好家に親しまれているのではないか。
なんか、妙に安堵感を覚えた。
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