青島千恵子写真展のご案内
自分の所属する写真クラブの一員だが、たいした写真家である。ニコンによるプロフィールを引用すると、「作者はここ十年余り、日本、台湾、タイ、インドとアジアの国々を巡り、その地に暮らす人々の日常の、市街に展開する「私」と「公」とが交差する領域を撮ってきた。
アジアでは、南下するにつれて、台湾、タイ、インドとその空間は混沌化する光景が頻繁に見られた。
今回作者は、一転して西洋文明発祥の地、イタリアのローマを訪れることにした。アジアと異なる文化、宗教、風俗、習慣を持つヨーロッパでは、いかなる空間が写ってくるだろうか。
偉大な歴史、宗教に生き、生かされているローマ。そして多くの優れた文化を生み出してきたローマ。石の文化の都市空間からも、長い時間の残渣が、「私」と「公」の狭間にきらめいていることを確認できたという。モノクロ48点。」長い引用で申し訳ないが、ここを理解していないと彼女の作品を理解するのは困難だと思ったからだ。展示会は東京なので地元の方はちょっと遠い。でも撮影会を兼ねて東京をおとづれて見るのも一考では。
最後にプロフィールを紹介。青島 千恵子(アオシマ チエコ)
静岡県生まれ。浜松市在住。写歴20年。
写真展:1994年「夢歳々」(コンタックスサロン銀座)、同浜松展。2000年「光る音」、03年「光る音Ⅱ―台湾」(以上銀座ニコンサロン)、04年「光る音」(パリ、Galerie Satellite2)、その他グループ展多数。
写真集:2005年「光る音」(冬青社)
98年『アサヒカメラ』月例モノクロプリントの部年度賞1位。
| 固定リンク | 0
「写真」カテゴリの記事
- 木陰で戯れるカワセミ(2023.05.21)
- 桜駅(2023.03.30)
- おどる胞子たち(2023.01.31)
- 鯉が飛んだ(2022.12.01)
- 神の中に梅の花(2022.03.01)
コメント