晩秋の蕎麦粒山を登る
2年前の秋に登ったのだが、今回は2週間ほど遅れて11月16日晴れ時々曇の天候の中、飽きずに単独で行く。
静岡県西部の奥座敷、川根本町から赤石林道に入り大札山登山口まで車を進める。
それから先は工事中で通行止めのため、蕎麦粒山登山口まで林道を歩く。
左右の秋を眺めながら、この辺りが紅葉盛りかと思う。
朝が早かったこともあって静かな山歩きが楽しめるはずだと期待しつつ、林道を歩くこと20分程度で登山口に着く。
しばらくは急坂、10分程度で尾根の最南端に到着し、後は上り下りの稜線歩きに変わる。
前回のときは富士山の秀峰を木々の間に眺められたのだが、流れる雲が多く姿を見せない。
それでも足もとの落葉を踏みしめながら、林道からの徒歩を含め2時間程度の山歩きは心地よい。
山頂からは富士は見えずとも、赤石の山塊をみつめ握り飯をほうばる。
ポットに入れてきたお茶が冷え切った体を暖める。至福のときだ。
下りは同じ道を戻るが、時間にしてわずか1時間程度で林道へ出る。
林道から谷を覗けばかなりの下で工事をしている様子が窺える。
そういえば以前アケビを取ろうとしてサルに横取りされたのもこの林道脇のアケビのつるだった。
今は実が既に取られ、枯葉だけが残っているだけ。
振返って蕎麦粒山方面を見れば既に晩秋の気配、静かな山行を楽しめたと満足であった。今年の秋山はこれが見納めだと自分を納得させた一日だった。
(参考:登りは登山口より2時間、下り1時間程度、15,366歩、476.7Kcal)
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