江と家康
NHK大河ドラマ「江」もそろそろ家康の出番かなと思う。
となれば浜松城にも視線が集まるというもの。
だが、主人公江姫から見れば秀忠に嫁いでからの物語が家康との接点となる。
残念だが歴史年表から追っていくと浜松城とは無縁になってしまう。
どうしたものかなと思いあぐねていると、今年は浜松市施行百年の記念すべき年。何としてでも多くの市民、観光客に浜松へ視線を集めたい。
歴史をさかのぼり、ここはひとつ家康の教訓を今後の時代に反映していくことを知ってもらおうとの意図から次のことを思った。
家康の正室築山御前のこと、長男信康のこと。いずれも悲運な最後だったが、浜松には大切にその歴史が保管されている。
浜松城から歩いて十分程度のところにある西来院は、築山御前が眠っているので有名だ。うっそうとした森を入ると右側に大きな藤棚がある。
ちょうど今5月連休を前にして、最も花が美しく咲き乱れるところだ。
廟を訪ねながら藤の花を満喫してはいかがだろうか。
市内からは車で30分程度の天竜区には、家康の長男信康が眠っている寺がある。
清滝寺という古寺。入り口はホンダの創業者本田総一郎の記念館があるから併せて観光するのもいい。この近くには二俣城跡もありこの季節青葉が美しい。
そればかりでなく春でも赤い紅葉が見られる。
築山御前、信康の物語は事前に学習しておくと、廟見学もいっそう興味が湧くことだろう。前述の2つの寺は、訪れるならこの春、今がもっとも適している。
(写真上:二股清瀧寺。下:二俣城)
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