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2012.07.16

笠井町の遠州大念仏

 毎年7月13日になると浜松市東区の笠井地区では、故人の霊をお迎えするため迎え火を焚く。初盆の家では念仏を呼んで、親戚衆が集まるなか故人の霊を慰める。
 ここ最近では近所に初盆のお宅がなかったため、念仏の到来の音を聞くことはなかった。今年も同様で、闇に包まれた盆の町は静寂そのもの、ただ、近くのだるま市で知られる笠井観音で念仏を行うというので見る機会に恵まれた。
 久しぶりに聞く鉦の音も心なしか淋しく聞こえる。
 かつて笠井往還として賑わった繁華街が、年毎にその面影が消えていくのと時を遇わせて。
 15日霊を送り出す。送り火に来年も来てねと言葉をかけ盆の火は消えていく。
 (貴平組の念仏披露。笠井観音にて7/15)
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