サクラソウの開花
今は梅が盛りだが、我が家の庭にはささやかながら桜の花を愛でることができる。
とはいえ山桜の類ではなくサクラソウのことである。
毎年、自生のサクラソウが咲くが、どうしたわけか年々花が小さくなり、色の彩も抜けていくように思われる。
気のせいだろうか。
一昨年、この花の愛好家の方が近所にいて苗を分けてもらった。
すると、或る一種類だけは大きな花を咲かせてくれる。花に名前がついていた。
サクラソウはもともと江戸時代に野生するもので栽培が始まり、後半になると品種数も増え品評して楽しんだという。
栽培者は旗本や御家人などの武士階級が多く、全国各地に愛好会ができ、今に続いているらしい。
そういえば苗をくれた方のタイプは御家人タイプ。もらった自分はどちらかといえば下級武士というところか。
我が家のサクラソウは、こんな階級には目もくれず、優雅さを醸し出し、見るものを楽しませてくれている。
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