ルミナリー写真展余話
無事写真展が終わった。
まずもってご来場いただいた皆様に会を代表してお礼申し上げます。
さて写真展は今年で27回目を数えたわけだが、かれこれ27年間も続いている。
クラブにはいろんな方が入ったり出たりして今では写真ブームも去ったのか会員数は風前の灯である。
写真展を開催してみると例年さまざまな機会を通じ会場へ足を運んでくれる。
案内はがきをいただいたので、という人から新聞記事を見たのでという人も、中にはその理由を詳細に語ってくれる人もいる。
そんな中から一人の例を紹介したい。
その日の新聞に展示会開催のことが写真入りで掲載された。その写真がどこかで見たのとそっくりと思ったAさんの場合。
早速その証拠を持って会場へ来た。
「新聞の記事はこの本にある写真と同じでは」
といってAさんはぶ厚い熱帯魚の図鑑を取り出した。
あわててそのページを探す。
「あった!これ一緒でしょ。眼のあたりがよく似てると思いませんか」
実は展示会場には動物写真が数点あり、その中のひとつが熱帯魚の眼だと言い張る。
「いいえ、よく似てますが違います。だって展示写真はフクロウですから」
主催者を代表してお答えしたが、こちらの話は聞いていない。
「ね!よく似ているでしょ」
と云ってAさんは最後まで言い張った。
そして帰り際にひとこと
「フクロウの眼は熱帯魚に似ているね!」>
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