菜の花の咲く湖畔
菜の花の花言葉は豊か、行動的というそうだ。
そう言われると司馬遼太郎の「菜の花忌」というのは納得できる。作家としての人生はまさに菜の花の花言葉と一致するのである。
今、彼の作品「菜の花の沖」を読んでいる。未だタイトルに由来する場面が登場していない。しかし全巻の半分ほどまで読み進んだところで、それらしい場面に出くわしたと思ったが今後の楽しみである。
さて、この菜の花が、しばらく前にもう咲いていた。正確にいえば11月末に浜松市舘山寺温泉の湖岸に群れて咲いていたのだ。
この花は例年なら1月に咲くところもあるが、大半は3月に入ってからというのが一般的だ。
一瞬、浜名湖畔に春を呼んでいるかと惑わされるものの、頰に感じる風は冬そのもの。
なぜ早咲きにするのか?
湖岸の入江を見ても何ら代わり映えはしない。
もし花がなかったらその風景は寒々とした冬景色であったはずだ。理由は他でもない観光用の風景作りといったところだろうか。菜の花はしっかりと地域観光に一役買っているといってもいい。
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