戦国ロマンの高天神城
静岡県内の桜の開花は、咲き始めから一挙に5分咲きにまで跳ね上がった。
この日、遠州の掛川市内にある高天神城は祭りのため、善男善女で賑わっている。
城には桜がつきものだという既成概念に基づいて訪ねたところ、案外桜の木が少ないことに気が付いた。
この城は武田勝頼と徳川家康の攻防で知られている山城で、現在では搦手口からの登城道が一般的になっており、高天神社への参道でもある。
鬱蒼とした杉、檜に覆われた参道は昼なお暗く、戦国時代の戦いから落城までの歳月を刻んでいる。
最近「新三河物語」(著者宮城谷昌光)を読んだばかりなので、ここでの戦いは手に取るように見えてくる。
祭りが終われば人は去り、再び古城として、静かに時を重ねていくことだろう。
| 固定リンク | 0
« なごり雪の秋葉山 | トップページ | サクラの印象 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 稲田遥かに遠花火(2023.08.23)
- 笠井まつりが開かれた(2023.08.18)
- クマゼミの居場所(2023.07.29)
- 盆が過ぎれば祭が来るぞ~笠井まつりの紹介(2023.07.21)
- 遠数大念仏が来た盆供養祭(2023.07.18)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 笠井まつりが開かれた(2023.08.18)
- 桜の開花を前に谷汲踊を想う(2023.03.15)
- 冬紅葉の浜松城公園(2022.12.04)
- 初夏の兆し遠州森町(2022.05.26)
「写真」カテゴリの記事
- 木陰で戯れるカワセミ(2023.05.21)
- 桜駅(2023.03.30)
- おどる胞子たち(2023.01.31)
- 鯉が飛んだ(2022.12.01)
- 神の中に梅の花(2022.03.01)
コメント