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2015.05.12

弓道場

 前回、子どもの日の「少年剣士」の事を書いた。
 ふたたび同日の出来事を記しておこう。
 神社の境内には弓道場も備えられている。
 床などはピカピカに磨かれ年季の入ったものだ。神社の行事があるときはこの会場はよく利用されている。
 三河国一宮はもともと武術が盛んだったのだろうか。
 弓道の発祥は古代に遡る。弓矢は狩りや漁など、日々の糧を得るための霊力を持つ狩猟具として使用されていた。
 そこから、祈祷や占いに用いられ、神話にも登場するようになったといわれる。
 ここの神社も平安時代のころより神事に弓矢が取り入れられ、流鏑馬(やぶさめ)、歩射(ぶしゃ)神事など、様々な形式をとり、作物の豊凶や人々の幸福・健康・出世などの祈願に使われ、現代に受け継がれてきている。
 それが江戸時代に入ると、人間の人格形成や心身鍛練のひとつの「道(武道)」として「弓道」が確立され、全国各地に弓道場が建てられたともいわれている。今では日本の伝統文化でもある。
 さて、「こどもの日」は弓道場に多くの学生たちが集まっていた。弓道の大会である。
剣道の力強い気合とは反対に静寂の中で呼吸を整え一矢を放つのにすべてを集中する。
 彼らの後姿はまさに“自彊不息”からなり、己を知り、己と向き合い鍛錬の結果を物語っている。
今回はこの静寂に負けた。
 シャッター音が無性に大きく響いたようで、どうしても控えめに撮ろうとしていた自分があった。
誠心修行が足りないのか「こどもの日」に子どもたちから教わったような気がした。
 --心を強く鍛えなければ、老人のサバイバルレースには生き残れないとKyudo

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