ゆりの園
梅雨の晴間を睨んで「ゆりの園」へ向かった。
にらみが利いたのか、現地へ着いた時には曇り空を維持していた。
念のため傘を持っていくと、小雨になった。
これも風情があってよかろうと自分を納得させ、園内の花の野を歩くことにした。
坂を上り始めると右側に急に開けた丘が見渡され、一面のゆり野原である。
黄色いゆりが今が盛りと咲き乱れている。
尾根までの途中、林間でも5色混合のゆりの群落が広がっている。
ここで初めてゆりの香りに気付いた。
既に通り過ぎた花園では香りがなかったわけではない。
写真を撮るのに夢中になっていたせいで気付かなかったのだろう。
ユリ科の花の名はあまり知らない。
だが、様々なゆりの群生を目の当たりにして、びっしりと咲き揃っていたのには驚きであった。
しかも、香りまでもがひとつになって、見学者の臭覚までも楽しませてくれていたのである。
(撮影地 静岡県袋井市久能 可睡ゆりの園)
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