荒祭り
天気予報ではこの日(2015.8.13)は雨、傘を差しての撮影行を躊躇っていた。
それでも行くことを決意させたのには理由があった。
写真仲間のI氏から届いた年賀状に
――健康状態不良につき療養に専念、元気になったら荒祭で会おう
もし今日行けば…元気な姿を見ることができる。再び写真談義に花が咲くことだろう。
雨具をカメラと共にバックに詰め、撮影行を決意した。
焼津神社周辺では時折小雨が舞うほどで、神輿渡御が既に始まり大いに盛り上がっている。
神輿の前後には猿田彦・御神子(いちっこ)・御供捧(おんくささげ)・流鏑馬(やぶさめ)などの神役が続く。
荒祭りという名称とは裏腹に、行列の神役の登場は優美さが漂よい、つい見とれてしまった。
行列は白装束の祭衆に導かれ町内を進んでいく。
そのうちカメラマンが少ないのに気づく。
I氏は来ているのだろうか。前回に鉢合わせした街角を探す。
その姿が見つからない。
病気は治っていなかったのか。
心なしか撮影意欲が半減し駅へと向う。
止んでいた雨も再び降りだしてきた。
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