2016出初式
アクト通りを目指す親子に追いつこうと足早に歩いているつもりだが、どうしても間隔は広がるばかり。
もう一斉放水の時間が迫っている。新年早々自分の年令を痛切する。
既に会場は観客で立錐の余地がない。
会場を一回りしてみると、やっと空いていたところを発見した。
だが、そこは放送で流れる「風下に注意」の場所。
迷っている暇はない、まもなく一斉放水が始まるのだ。
水煙はそのまま上へ延びていく。しめた!と思った瞬間バシャバシャと降りかかってきてしまった。
色男も水びたしである。
幸いにして事前にコートを防水処理しておいたことが効を奏した。
なにごとも準備は必要だと――意志あるところに道は開ける
残念なことに風下では水煙ばかりで、虹は見えない。
それでも今、伝統ある正月の出初式行事に立ち会っている。
この行事の始まりは江戸時代に遡る。上野の東照宮で定火消によって行われた行事が、明治以降、全国消防組織の親閲式を兼ねて行われることになったという。
年に一度寒風に曝されるながら、カメラを構えるのは身が引き締まるもの、虹はそのうち掴めばよろしい。(会場:浜松市内アクトシティ)
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