師崎に左義長を観る
全国的に大荒れの天気と予想された1月24日、自家用車と船で渡るのをやめて公共交通機関を利用することにした。
目的地は知多半島の突先にある師崎である。
名鉄を乗り継ぎ、最終駅から師崎まではバスで行く。
いつものように自家用車と船ならば金額も時間も半分程度だが、この日が荒天とあれば船も欠航だろうと思い、やむなく、いやこれもありかなと行楽気分としゃれ込んだ。
名鉄の快速特急ミュウは快適である。流れる車窓風景を眺めながら、目的地まで無事に運んでくれるだけでなく撮影ポイントを隈なく探すことができる。
金銭を考えなければ良い事づくめだ?
と思っているうちに河和駅に到着する。
ここからは20分余のバスの旅。
師崎は左義長祭りで賑わっているはずだから、たぶん関係の客が乗り込むことを予想していた。
乗客は8名程度だ。実家へ帰る人、祭見物の人、俳句の同好会、祭に招かれた人、それにアマカメラマンそれぞれの会話やそぶりでわかる。
バスは右に揺れ左に揺れ海岸通りをひた走る。
一衣帯水の対岸はコンビナートまでくっきり見える。
今日は荒れ模様と予想した天気はどこにいったのか。
市街地に入ると祭の衆で賑わっているとの思いは消えた。静かなものである。
唯一停車したバス停は廃屋を背にして、なぜか胡散臭そうな感じもしたが乗客はなし。
そのうち一眼レフを首に掛けた老カメラマン等がうろうろと、祭会場へ向っているのだろうか。
間もなく終点師崎港に着く。
下車後は強い海風に押されて左義長会場まで早歩き。
祭り会場ではカメラマンの多さに圧倒されたが撮影気分が負けじ魂で一段と高まった。
さて師崎までの交通手段の変更は作品作りに吉と出たか凶とでたか・・・・・である。
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