スズムシ
風呂に入る時間が長くなった。
暑いので温度をぬるめにしたせいもあるが、理由はそればかりではない。
湯舟のそばの窓を開放にして、聞こえる虫の音に聞き惚れている。
虫の声にはコオロギから、スズムシ、クツワムシなど様々である。俳句の季語では虫を特定せず虫の声でれっきとした季語となっている。
今、湯船から聞こえる虫の音は雑多である。
だがこの中にもひときわ心ひかれる鳴き声がる。スズムシだ。一週間前は「りーりー」、今週は「リーン、リ」と鳴いている。早く一人前に鳴いてくれと湯船から応援している。
と、突然花火の音、無粋なやつだ。途端に虫は鳴き止んでしまう。
再び窓の向こうの虫の音を楽しんでいると、今度は大型トラックの通過でけたたましい。
湯船に足を入れたまま、窓際に手を添え聞き耳をそば立てている。
もうじき見事に鳴いてくれるはずだ。
かつて近所で鈴虫のように軽やかに鳴くものを思い出していた。風鈴だ。
確かにあれはスズムシにそっくりだった。
来年は風鈴の音色の良いのを探すとするか。
それでは毎晩窓を開けて音色の成長を愉しむことはできない。やはり、ここはかう?(買うか飼う)
に限るようである。来年の我が家の課題となった。
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