初夏の香り
「どうも最近物忘れが多くて認知症の初期かな」と写真仲間がいえば、つられて自分もと告白する。
自分では老人力がついてきたと少し自慢げで、「老人力」とは誠に都合の良いことばだと感動している。
未だ認知症には至っていないので、こんなこといえるのだが、認知症の初期症状は匂いが分からなくなるという。
それなら、自分にはその症状はないと胸張って言える。
少なくとも、どんな匂いだって香りだって嗅ぎ分けることができるからだ。
初夏ともなると様々な香り(匂い)が恋しくなる。
釣りをやっていたころには清流の鮎の香り。
陸に上がればササユリのあの仄かな百合の香り。
この頃は釣りに行かなくなってきたので鮎の香りは胡瓜かスイカが代行する。
だが、ササユリだけは他の百合の花でいいとはいかない。
どうしても野生に生えているササユリでなくては味わえない香りがある。
例年6月になると近くの森林公園にいく。
ササユリの香りを求めてだ。
昨年は時期がずれて既に枯れ尾花だったが、今年はばっちり満開である。
季節の香りにはひととき癒される自分があった。
これで鬱陶しい梅雨も乗り切れそうである。
ただ、山中散策した歩数が6千歩程度であったのは運動不足を懸念するばかりであった。
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