万華鏡
暑い最中である。
写真を撮っているときに、ふと、K氏に最近会っていないことを思っていた。
K氏とは写真の友人でもある。
体調を崩し数年前にクラブを退会した。
それが昨年、個展開催の記事を新聞で知った
会場は地域内の森林公園内で、吊り橋を渡るとレストラン兼宿泊施設がある。ここのロビーだった。
彼の撮影対象は主に観光写真だったが、突然、野鳥の写真に変わった。
個展を訪れたとき、中に一風変わった作品があり眼を奪われた。
それがこの「万華鏡の世界」と題した写真であった。
野鳥の動きの一瞬を捉えた中に数枚紛れており、レンズの先に自作の万華鏡をおいて作品作りをしているのだろうか。
こうしたことはしないはずだが、彼に心変わりでもあったのか。
今年は一度もお会いしていない。
夏祭りシーズンも佳境に入り、会うとするならこんな時でしかないはずだ。
まさか、今でも万華鏡をのぞいて、被写体の疑似にうつつを抜かしているのではないだろうか。
セミの声と共に束の間の夏は知らぬ間に過ぎていく。
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