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2017.07.23

川面の群落

  浜松市の中枢を流れる馬込川の支流の貉川は、季節ごとに様々な顔を見せてくれる。
 ところが、最近の豪雨はそんな穏やかな顔も、恐ろしい形相に変えることがある。
 梅雨が明け平穏に戻った川筋には、再び季節の草花が咲き乱れている。
 一駅、電車に乗るのをやり過ごし、川沿いに次の駅まで歩いてみる。
 花よりも草丈のほうが高く、見上げれば畑の栗の木が青い実をつけている。
 背伸びして川筋を覗いてみると、オレンジ色の大きな花をつけた群落が輝いていた。
 花の名は知らない。
 帰宅後、調べてみると「ノウゼンカズラ」と呼ぶらしい。
 ハイビスカスにも似て、確かに大きい花で蔓に咲く。
 生き生きとした群落の花は川面に達しそうだ。
 水を必要としているのか。
 この暑さでは仕方がない。
 燦々と照る日差しの下で、自分も、のどの渇きを覚えた。 

Mujinagawanohana


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