ドテカメさ
男の子に自転車の練習をさせながら、じいさんが通りかかった。
そのじいさんに散歩中の爺さんが尋ねた。
「どこまで行って来た。?」
「ドテカメさまで。孫に駄菓子を買いにだ」
懐かしい会話が聞こえてきた。
今でもドテカメさがあるのかと昭和の時代を思い浮かべてみた。
ドテカメさとは土堤の上に建つ亀さんが商う何でも屋のことである。
私が子供の頃には大川の堤防の上にあり、食べるものから着物まで用意されていて誰もが立ち寄っていた。
地域によってはドテカンとよぶ子もあり正確に店名を知らず、その由来などとなればもってのほか。
ただ、町からは遠く、子供の足ではここまでが遊びの範囲であった。
(近くにあった大川の水車)
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