沈丁花
マスクをしているのに、この花の香りはよくわかった。
沈丁花である。
木ではあるが決して高くはなく、この辺ではせいぜい1メートル程度である。
雨後は香が一段と強いような気がするも、嫌いではない。
沈丁の葉ごもる花も濡れし雨 水原秋桜子
花名を書くこともできる「沈丁花」。
漢字のとおり読めばいいと思っていた。
季語ではどんな解釈をしているのか「俳句歳時記」を開いて、目次で「ちんちょうげ」と引いてみる。
見つからない。
「ぢんちょうげ」で載っていた。
ならば「じんちょうげ」なら目次にあるのかどうか。
これはない。
ところが目的のページを開いてみると、漢字にルビがしてあり「じんちょうげ」と。
「名の起こりは、その香りが沈香・丁香を兼ねるということからなので、(沈丁花)ちんちょうげと読まないように注意が必要である」と説明にあった。
ということは、これまで生きてきて初めて誤りに気付いたということになる。
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