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2018.03.08

沈丁花

 マスクをしているのに、この花の香りはよくわかった。
 沈丁花である。
 木ではあるが決して高くはなく、この辺ではせいぜい1メートル程度である。
 雨後は香が一段と強いような気がするも、嫌いではない。

    沈丁の葉ごもる花も濡れし雨   水原秋桜子

 花名を書くこともできる「沈丁花」。
 漢字のとおり読めばいいと思っていた。
 季語ではどんな解釈をしているのか「俳句歳時記」を開いて、目次で「ちんちょうげ」と引いてみる。
 見つからない。
 「ぢんちょうげ」で載っていた。
 ならば「じんちょうげ」なら目次にあるのかどうか。
 これはない。
 ところが目的のページを開いてみると、漢字にルビがしてあり「じんちょうげ」と。
 「名の起こりは、その香りが沈香・丁香を兼ねるということからなので、(沈丁花)ちんちょうげと読まないように注意が必要である」と説明にあった。
 ということは、これまで生きてきて初めて誤りに気付いたということになる。

Jincyoge


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