この道
この道はどこまで続いているのだろう。
春の日差しは木蔭を招き、散り椿の赤い花びらを際立たせる。
行き先を導いているようでもある。
公園を散策するものにも優しく影を落としている。
城の細道を下ればまもなく街通りにさしかかる。
それまでの静けさとはうって変わって車と人の喧噪だ。
がんこ祭りのどよめきも交じって来る。
交差点ではその音をかき消すような出会いもあった。
大型のクラシックカーが音もなく右折の様子。
交差点の真ん中で頗る存在感を放っている。
まるで一瞬時が止まったような気がした。
この道が導いてくれたのはこれだったのかもしれない。
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