一茎一花
可睡ゆり園は、さすがに盛況である。
宣伝効果もあり、すでに地域にも定着してきている。
天竜川のアユの解禁が始まるころには可睡のゆり園も満開の時を迎えると、花に興味がある人なら、そう思うことだろう。
しかし、先日訪ねてみたが、どうしても物足りなさを感じた。
あれこれと考えてみたら、自分の好みの花に出会わなかったせいだろうと。
子供のころから、身近なところに山百合、鉄砲ゆりがあった。
それ以上に慣れ親しんできたのは「ササユリ」の香りである。
例年、ゆりの咲く季節には、ササユリを観賞しに山中を歩いていた。
今年は訳あって可睡のゆりが先であったのだが、雨あがりの翌日、浜北の森林公園を訪ねた。
わずかだが薄いピンク色の花を茎の上に一つ、一茎一花というけれど、なぜか一人物思いにでもふけっているような姿を連想させる。
ササユリの微かな香りに気をよくしてか、散策中の老人たちとの話が盛り上がった。
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