年寄り三昧
その夜、風呂場で左の脛に擦過傷があるのを発見した。
どこで傷を負ったのかを振り返ってみると、孫たちと近くの公園にいったとき年甲斐もなく5歳の孫と競争して転んでしまった。
どうも、そのときのできた傷で痛みを感じなかったので、風呂に入るまで気が付かなかったらしい。
最近では、「やれ、年寄りは齢より無理をする」とか「やれ、高齢者はやらんでもいいことをして腰を悪くする」とか、とかく年寄りは何をしてもよくはいわれない。
自分では「老人力が出てきた」程度のことだと他人のいうことなど、とんと気にしていない。
周りでは偏屈爺と思われているらしい。
たかが擦過傷ぐらいは老人力の証しの勲章だと思っているのに。
孫らは帰り際に
「じいじ、これからは怪我をしないようにね。今日はお誕生日おめでと。じゃあまた来るね。ばいばい」
そういえば昨夜はケーキを食べた。
自分の誕生日であることを思い出したのに、娘や孫らにお礼を言うべきだった事を忘れていた。
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