囲炉裏端
各地で雪の便りを聞くと、火が欲しくなる。
エアコンを入れてもストーブの火などの火元があれば、一段と心も体も暖かくしてくれる。
奥飛騨方面へ旅した時などは、囲炉裏の緩い炎だけでも感動したものだ。
こんなとき唱歌にもあった童謡「里の秋」が呼び覚まされる。
いつだったか横浜方面の三溪園に行く機会があったが、飛騨と同様の合掌造りの茅葺民家が保存されていて、ここの囲炉裏端に座って暖をとったときでも「里の秋」を口ずさんでいたことを記憶している。
静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんとただ二人
栗の実 煮てます いろりばた
でも孫たちが遊びに来る日には、ストーブも出しておけない。
室内を暴れまわって里の秋の雰囲気は皆無。
年の暮から正月にはエアコンだけの日々となるのが現実で、一人で電気炬燵でも出して入っているかと思うのである。
(横浜市 三溪園)
にほんブログ村
| 固定リンク | 0
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 稲田遥かに遠花火(2023.08.23)
- 笠井まつりが開かれた(2023.08.18)
- クマゼミの居場所(2023.07.29)
- 盆が過ぎれば祭が来るぞ~笠井まつりの紹介(2023.07.21)
- 遠数大念仏が来た盆供養祭(2023.07.18)
「写真」カテゴリの記事
- 木陰で戯れるカワセミ(2023.05.21)
- 桜駅(2023.03.30)
- おどる胞子たち(2023.01.31)
- 鯉が飛んだ(2022.12.01)
- 神の中に梅の花(2022.03.01)
「紀行」カテゴリの記事
- 小国の森の紅葉狩り(2020.11.27)
- 天浜線颯爽たり(2020.11.18)
- お不動様に一足早く梅開花(2020.01.29)
- 柳田国男の笠井の印象(2020.01.19)
- 万葉の桜たち(2019.04.03)
コメント