囲炉裏端
各地で雪の便りを聞くと、火が欲しくなる。
エアコンを入れてもストーブの火などの火元があれば、一段と心も体も暖かくしてくれる。
奥飛騨方面へ旅した時などは、囲炉裏の緩い炎だけでも感動したものだ。
こんなとき唱歌にもあった童謡「里の秋」が呼び覚まされる。
いつだったか横浜方面の三溪園に行く機会があったが、飛騨と同様の合掌造りの茅葺民家が保存されていて、ここの囲炉裏端に座って暖をとったときでも「里の秋」を口ずさんでいたことを記憶している。
静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんとただ二人
栗の実 煮てます いろりばた
でも孫たちが遊びに来る日には、ストーブも出しておけない。
室内を暴れまわって里の秋の雰囲気は皆無。
年の暮から正月にはエアコンだけの日々となるのが現実で、一人で電気炬燵でも出して入っているかと思うのである。
(横浜市 三溪園)
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