落花のころ皇居にて
皇居の堀に面して咲いている桜は既に散り始めていた。
写真の場所は桜田門から中へはいった四角い広場の一角で少し奇妙な城内にある。
桜田門といえば、幕末に井伊大老が攘夷派の水戸藩士らによって暗殺された「桜田門外の変」でも知られている。
この門は高麗門と渡櫓門(わたりやぐらもん)の2つの門で構成され、その間に桝の形をした広場があり、侵入してきた敵を防ぐためのものだという。
その渡櫓門の石垣に寄り添うように1本だけ樹齢が古そうな木が落花していたのだ。
おりしも一人の老紳士が花びらを手にしてじっと眺め、静かに去って行く様は歴史のロマンを感じさせるシーンでもあった。
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