シタッ シタ シタッ
リズミカルな掛け声が響き渡っている。
どんな意味なのかは不明だが、山車の曳き手の掛け声で体を振って調子をとっている。
二拍子の声は桜の咲く下で見守る見物人にも感染し、祭衆と同じ調子で楽しんでいる者もいる。
一方、2輪の山車は、素直に前には進まない。
立ち止まってはジグザグに右へ左へと揺らすだけ。
掛川市横須賀の三熊野神社の祭典は夜遅くまで続いていたが、祭りの由来を紐解いてみると江戸時代の神田明神のまつりにたどり着いた。
遠州には珍しい掛け声は江戸っ子の心根でもあったのか。
ちょっぴり品があって、祭りに浮き出すリズム「シタ、シタッ、シタッ」を心ゆくまで通観した。
(4/6三熊野神社大祭にて)
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