秋葉表参道「富士見茶屋跡」
毎朝、テレビ番組の「グレートトラバース」の300名山山行を楽しんで見ていると、たまには山に行ってみようと思うようになった。
思い立ったが吉日と、先日、自らの年齢を考えて地域内の低山秋葉山を目指すことにした。
連れ合いから「行くなら交通安全のお守りを買ってきて」といわれ、そういえば今年の元日から未だお守りだけは買い替えてなかった。
急に不安がよぎるが、これだけの目的があれば気持ちよく山行ができる。
最近になって行ったのは今から5年前で、ちょうど名残の雪が舞っていた時であった。
今回は残念ながら曇空、昨日は全国的に北陸方面で雪だというが、その影響はなさそうである。
下社から登り始めるが、周囲の状況は5年前と変わらない。
変わったのは自分の足取りである。さすがに運動もしていないと息が荒くなり、1町歩くごとに立ち止まり、呼吸を整える。
予定の山行時間より30分遅れて上社に到着。
無事お守りを購入し下山へと向かう。
下り始めて「富士見茶屋跡」という看板が目に入り左側の視界が明るいので、小休止して見学した。
読み進むうち一つの物語が展開されていたことを知った。
帰宅後WEBで紹介されているのではとの思いから検索してみると、某ページにたどり着いた。
ここに引用させていただくと・・・
2015年11月04日
秋葉山表参道に「富士見茶屋跡」の看板設置
秋葉山表参道30丁目で生まれ育った赤堀さんから、お母様の白寿のお祝いの記念に表参道の屋敷跡に立て看板を建てたいのだが、と相談された。彼女の書かれた自分史「ささゆり」は、多くの人たちに感動を与え、貧しいながらも愛情たっぷりの家族愛は、何度読み返しても目頭が熱くなる。おなじ年代に育った人たちに、かたちは違っても多かれ少なかれ共通の思い出をよみがえらせてくれたと思う。「母が生きているうちに、母がここで頑張っていたことを後世に残したい。」赤堀さんのお母様を思う気持ちに心打たれ、有志で看板設置のお手伝いをかってでた。
しかし、設置日の半月前、赤堀さんが圧迫骨折で病院に入院。二週間後には退院するも、とても歩ける状態ではない。仕方なく赤堀さん抜きでの作業となった。
屋敷跡から富士山の形をした厚さ15センチ程の平らな石が出てきた。看板の前に据えると、ちょうど三角形のあたまが富士山の方向に向いていた。これぞ富士見茶屋にふさわしい飾り石だ。
さっそく通りかかった登山者が足を止め、看板を読んでくれた。この先多くの登山者、参拝者の目に触れると思うとワクワクする。
赤堀さんの話によると、昔はあたりは茶畑でお茶工場もあったそうだ。いまは杉林となっていてその面影はない。その気になって良く見ると倒れた木の間からお茶の木が生き残っている。「秋葉奥の院酔夢庵」 https://suimuann.hamazo.tv/e6459088.html
マイフォト「塩の道 秋葉街道」 https://romance.cocolog-nifty.com/photos/akihasan/
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